※ネタバレ要素は下段に折りたたみで記載しています。
ミリアニ各巻1万本突破おめでとう!
アソビストアの特殊な発送方法の影響もあるだろうとはいえ、シリーズものディスクの売り上げは右肩下がりになるセオリーに反してミリアニは発売から1万本達成までの報告が巻数を重ねる毎に短くなっていって3巻目はとうとう発売当日に1万本達成。ライブ応募券などに頼らずほぼ純粋に内容だけで勝負した末での快挙は本当に強い。
ミリオンの運営ちゃんは「Blu-ray買え」と率直に言いますが、出来る出来ないの物言いも元々率直です。そんな運営ちゃんが逐一状況を報告し続けてきてくれているということは・・・まあ、期待してもいいんじゃないでしょうか。とりあえずは気長にね。
–
BDプレイヤーを持っていないのにBDを予約してしまい、ディスクを大切に飾っていた筆者。第3巻発売までにどうにかプレイヤーを確保出来たので以下特典映像の感想。
ネタバレを含むため折りたたみにしておきます。
前半は紬とTeam6th、後半は歌織とTeam7thの物語。どちらも登場人物には共通点があります。
前半組はいずれも東京から遠く離れた地が出身の子たち。
こけら落とし公演を控え、いまいち方向性の定まらないTeam6thをまとめ上げてくれたのが、紬の家と故郷を想う心でした。自分たちの新しい家となったこの劇場が、今度は多くのファンたちにとっても同じ存在となってもらいたい。ステージパフォーマンスを通じて自分たちを愛してもらうことが劇場を守ることに繋がる、紬の想いは「ホーム」を意識することが多い6thのメンバーに大きく響くのでしたっていう話。
・・・うん、わかってるよ。そう言いつつ一人東京出身の子、いるよね。
ただ昴は昴なりに人一倍「ホーム」を意識する機会が多い子なんですよね。
野球応援のときのホーム・ビジターの雰囲気ももちろんなんですけど、それ以外でも家族のエピソードが多い昴がこの面々に混じっている。”家族”がキャラクターの軸になっている彼女が、このエピソードに関わっているというのにもまた特別な意味があります。
劇場のある豊洲は今やPたちにとって揺るぎなきホーム。
あらゆる人たちの思いが繋がって新しい大切なものが出来上がっていく。その過程を画面の向こうだけではなく現実に同時進行で体感させてもらえたのは大変貴重でかけがえのない経験でした。
視聴者がその記憶を重ね合わせられたのはアイドルたちのパフォーマンス、ミリアニという作品のパワー、ミリオンを愛するPたちの熱量、そして暖かく我々を迎えてくれた現地の人々、あらゆる人たちの思いがあったからこそ。それを再確認させてくれるエピソードでした。
–
後半組はいずれも特に音楽と繋がりが深い子たち。
Team7thの先生役を頼まれ張り切って彼女たちのもとへ向かった歌織が、あまりに楽しそうに音楽を楽しむメンバーの姿を目の当たりにしていてもたってもいられず自分も音楽を楽しみだしてしまうという、考えてみれば今まで何でこれが描かれたことが無かったんだろうっていう姿。
音楽の先生になるくらいだもん、そりゃ歌織さんだって音楽を愛して止まない人なんだよなあ。
結局やったのはほんの少しの伴奏をつけただけで、Team7thのメンバーのパフォーマンスは何も変わるところが無かった。しかし7thの顔つきを変えただけでポテンシャルを最大に引き出してみせた歌織さん。音楽の力を深く理解している彼女ならではの芸当・・・であるのと同時に彼女自身の顔つきも変わったんですよね。
”先生”が”アイドルの仲間”に変わる瞬間ってあんなに簡潔明瞭に描けるもんなんだなあっていう驚きは初めてミリアニを見た時と全く同じもの。まぐれで当てたところなど全くない、徹頭徹尾狙ってホームランを打ちまくったあの美しいスイングを最後にもう一度見せてもらえた気分。本当に凄い作品だったな、ミリアニって・・・。
–
ラストシーン、今から本番に挑むアイドルたちをPとして後ろから眺めるこの光景。これこそがアイドルマスター、最高の瞬間。
ステージに向かって歩みはじめるアイドルたちが一言ずつ紡いでいくのは、全員で繋いだこの”ライブ”を、この先もずっと繋いでいこうという決意。
締めを飾るのはかつてマスターピースのステージにも立ったミリオンスターズの堂々たる先輩格・可奈。
ミリアニ第1期、輝きの向こう側の世界を描いた物語。そのひとまずの、完璧なる幕切れ。
エンディング、アンコール回のトリを飾るのはもちろん”Thank You!”。
初詣のカットで思わず声が出た同僚諸兄も多かろうと思います。俺も出ました。
「アイドルマスターが大好きだ!」という制作陣からのほとばしる愛、本当にこの作品に出会えて良かった!アイドルマスターが大好きでよかった!
パフォーマンスを終えたアイドル達が客席に向かって深々と頭を下げて終わる、ミリオンライブの変わらない伝統がこの世界でも今始まりました。
まずはお疲れさま。そして、またいつか、皆と共にこの夢の続きが見られますように!
日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)