はい皆さま、如月千早日本武道館単独公演おつかれさまでございました。
唐突ですけど実は自分、ASに担当って言える子がいないんです。
理由はPになってからこうやって人前でアイマスの話する機会が訪れるまでの期間が十余年もあったせいで、今さら担当って言われても・・・というだけの話。そんなわけで千早の武道館公演についてもプロデューサーとしてというより長年一緒にやってきた同僚の大舞台を見届ける事務所関係者的な感覚で申し込んでおりました。
当日の服装もいつもの茜ちゃんTシャツというわけにもいかず、まあええかとペンライトセットだけ持って普段着での参加だったんですがー・・・なんか、あり得ないくらい泣きました。開演前いつものように話し掛けた隣席Pは春香担当で、自分が「ぶっちゃけ今日ノリで来たんでー」と言うと「俺もです!」って返ってきて2人でアッハッハ!楽しみだねえ!とやっていたのに、始まってみれば2人してダーダー泣いてて、ああ、うん、本当にいいライブだったなと。
会場に入ると今までのアイマスライブでは見たことが無いセンターステージのレイアウト。
からの照明が落ちて円筒型のディスプレイが音も無く(本当に無音で上下動するのがこれはこれですげえなポイント)上がっていく。
そしてステージに現れた千早がねえ、まあ、小さいんですよ。

日本武道館に、アイドルが一人——
が今回のライブのあおりだったじゃないですか、自分はてっきり「今度のライブは1人だけのMRステージやるよ!」っていうすごいよアピールだと思ってたんですが、等身大の千早はあんなに小さくて、そんな彼女が全周を囲まれた武道館のセンターステージに立つ。
思わずプロデューサーの立場になって千早をあそこに立たせた責任まで考えてしまうと同時に、武道館に立つことの意味について、ものの数秒で理解させられた衝撃と感動で胸が一杯になりました。
満場の客席から降り注ぐ期待と表裏一体の重圧。見ているこちらが押しつぶされそうな緊張感を、歌声で一瞬にして高揚感に変えていくあの出だしは正に如月千早のライブでしたねえ。
今回のライブでもう一つ、Pの心を掴んでいったのがgroovotsという液晶ディスプレイを搭載した自走するパフォーマンスロボット。
見た目は文字通りの四角四面なのに、くるくる回ったり仲間のところへ走って行く姿はどこか愛嬌があり、失敗して回収されていく姿には客席から暖かい笑い声が上がっていました。

言ってしまえばただのロボット、しかし一生懸命パフォーマンスする彼ら(?)を見守る観客たちの眼差しはどこまでも優しい。コンセプトとテクノロジーに注がれる愛、その愛に20年ものあいだ支えられ育ってきた結晶が今センターステージに立っている少女であることを考えればそれも当然のこと。きっとあの子らも千早の背中を追って、これから見違えるような成長を遂げてゆくのだろう。
エンドロールにしっかりキャスト(?)として名前(?)が載った直方体のパフォーマーたち。

君もアイドルになりたいのかい!?
これを載せようと決めたクリエイターの方々も、そこで労いの歓声を上げたファンも、本当に皆プロデューサーの心を持った人たちなんだなあととても嬉しく感じました。
Day2のセトリは一昨年のアイマスEXPOミリオンステージを彷彿とさせる「またやりやがったな765プロ!」と言わざるを得ない選曲の数々。
とはいえ全体の構成はあくまで流れを重視して組まれていて、静香の曲をトリに持ってくるなんて安易な演出にしないところもまた千早らしかったなと。

なんて言いつつも『SING MY SONG』で円筒ディスプレイに映った星の色はきっと52色あるのだろうと勝手に解釈して勝手に涙を流し、またMCパートでは百万の星という言葉をごく自然に使っていたところに765プロライブ劇場の存在が当たり前の日常になっている千早の今を感じました。
圧巻の構成力だったのはDay2最後の3曲で
千早「今日はこの思いを、『ありがとう』という気持ちを、堂々と歌で伝えることが出来ればと」
一同「!!!!????」
周囲「この感じ、『Thank you!』・・・か・・・!?」
自分「いや、そう見せかけて出だしが”Thank you!”な『Crossing!』の可能性も・・・」

おおおおお!?
そっちかああああ!
となり、本公演最後の1曲を歌い終わってアンコールの手拍子中、「いやあ、さすがにあそこで『Thank you!』とか、ミリオンだけガッツリ忖度してもらっちゃ悪いっすもんねえ!」と隣席Pと話していると・・・

・・・は!?
シルエット演出から幕がゆっくりと上がっていく!??

ギィヤァァァァァァ!?
純然たるAS曲でAS・ミリオン全ての765プロ関係者を刺してゆく采配、やはり天才か?
ここまで息をのむように千早の歌声に聞き惚れていた客席から爆発するように上がるコール、青と白から各々の担当カラーに色づいていくペンライト、これこそがライブ!な光景。たーのしかったねえ!!
最後は会場全体で合唱する『約束』でまた滅茶苦茶に泣いたんですけど、「1人で歌う曲ではない」『約束』をDay1では”仲間”とDay2では”ファン”と歌う形にしたことであらゆる人々の思いをすくい上げていったんですよね。

どちらか一方をやればもう一方を期待していたファンに心残りが出来てしまう。Day1で春香たちを演じることでDay2の演出の橋渡しとなったgroovotsたち。振り返ってみればここでの役割も実に大きなものだったんだなと。
そして公演の終わり、舞台袖へと捌ける最後の一言

生声での「ありがとうございました!」
次々に湧き上がる客席からの「ありがとう!」の声。
これもまたAS・ミリオンではお馴染みとなった765プロのライブの伝統。
本当に素晴らしいステージだった!おつかれさまでした!ありがとう!
今回も全くまとまりませんが、世の多くの千早Pが素晴らしい感想を書いてくれていることですし、自分として言いたいことはこんなもんでいいかということで締めさせていただきたいと思います。
公演発表以来ひたすら上がり続けた期待と重圧を万雷の拍手へと変えた今回の公演。アイドルマスターの世界はまた一つの頂に至った感がありますが、これもまたずっと続く長い道のりの通過点に過ぎません。
Pたちはときに今日のことを振り返り、また前を向いて次の頂へと臨んでいく。
たった1人で圧巻のステージを演じ抜いた少女の姿と誓いを糧にして。

おわり。
乱文最後までお付き合いいただきありがとうございました。

























