APかっしーがEXPO会場から配信しつつ現地Pと挨拶しているとき「Xのアイコンで誰だか認識してる人が多いからイベントではアイコンと同じイラストのグッズ身につけておいてもらえると有り難い」みたいなことを言っていて、「おー、確かに」と思ったのでとりあえず自分も識別しやすいアイコンを付けることにしました。
サイト右列の一番上にグッドサインする茜ちゃんが現れたのはそんなわけです。
一応Xのアイコンも統一しておきました。あっちは相変わらず距離感よく分からなくて活動低調ですけど。
元ネタはHoney Heartbeatの特殊演出・・・にグッドサインをつけたもの。6周年イベントのときに作ったアイコンだからね。
名刺渡したときにでもこれ見て「あんたか!」って気づいてくれる人が今後いてくれたら嬉しいなっていうささやかな期待。あの瞬間は多分何回あったって最高に楽しい。
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ミリオンステージの話。
土曜日に同時視聴会やるってことでアーカイブをもう一度じっくり見直しました。
とりあえず初見時から嬉しかったのがOFAの頃を彷彿とさせるエグいフォーメーション変更がバチバチに入っていたところ。工数の都合もあってか、ミリシタではあまりフォーメーション変更ってやらない(代わりにカメラワークがエグい)んですけど、今回のxRステージはMV実装済みの曲ですら立ち位置を入れ替えまくるアレンジが入っていてxRステージであること大人数パフォーマンスならではの強みが存分に生かされていたように感じました。中の人のステージにあそこまでのポテンシャルを求めるのは酷だしね・・・。
面白い工夫だったのは立ち位置のステージ縁がちょいちょいキャラカラーに光るようになっていたところで
ちゃんと発光色も一緒に入れ替わるんですよね。
こういう動きの激しいステージは今回のASステージ、あるいはミリシタのようなとんでもない動きをするカメラとは相性が悪く、激しいステージ移動と激しいカメラワークを1つにしてしまうと配信視聴者は目を回してしまいます。
今回のxRステージの場合、1人をひたすら追い続けるASステージならダイナミックなカメラワークが向くし、大人数が動きまくるミリオンステージなら引いた俯瞰気味のカメラワークが向くんです。まあミリオンステージの方はもうちっとアップにしたときのカメラアングルのバリエーションが欲しかったってのはありますが。
キャラカラーのマーキングはガチャガチャ感を抑えると共に、通し券参加でミリオンにあまり詳しくないPも多かったであろう会場で「この子いまここにいます」っていう目印にもなる配慮だったように思います。
ミラソニの番になるとミリシタで見慣れたステージがすっと入ってくる
カバーメドレーで各ブランドの曲をお借りしつつも、背後に燦然と輝き続けるパピヨンマーク
「ああ、いまどのブランドの曲やってるのかはあれ見れば分かるんだな」と自分みたいな他ブランドに疎いPがなんとなくルールを理解してきたところで、一際大きいどよめきが上がり学マスのエンブレムが降りてきて今度は何が起きたのかを悟るっていう、あれもわざとやってんだろうなあ、いやあ、痺れました。
じゃあ最後はSideMだよなっていうのはみんな予測がついていて、で、かの有名なStudy Equal Magic!が始まるってところでは
そこから飛び出してくる未来たち。
ついたては再び何食わぬ顔で下に引っ込んでいきます。ほんと面白いですよね。こういうCGだからこそ出来るダイナミックな仕掛け、大好き。
大トリはThank You!かと思わせてRat A Tat!!!でした。
これもLIVE SHOWCASEというコンセプトに沿って他ブランドPにも知名度の高い曲が選ばれていたように思います。
らたた7人ステージのフォーメーションチェンジはマジでエグいんで、今度見返す時はそのへんも注目していただくと楽しめるんじゃないかなと。
そんなわけで参加ユニットから徹頭徹尾わかりやすさに振った構成だったのもミリオンステージ好評の要因だったように思います。
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他にライブ感があって面白かったのがBe proudの観客の煽り方。
間奏で3人がライトをワイプで振るように促す仕草があって、それに応えて客席のライトの動きがガラッと変わるんですよね。3人がそれぞれ客席の違う場所を見ていて、手前に呼びかけている静香はちゃんと膝を折っているのもポイント。
コール&レスポンスだけではないアイドルと観客の意思疎通。この一瞬だけでアイドルの実在性は抜群に上がります。
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最後にあとから知って「マジか!」ってなった話で、今回のxRステージ、全編通じて一度も客席に向かって”プロデューサー”っていう呼びかけが無かったらしいんですよね。今見ているのは正真正銘アイドルたちのライブステージ、客席にいる我々はプロデューサーではなくお客さんなんです。
言われてもう一回確認してみると冒頭の影ナレのところからして未来は”ミリオンスターズ”という単語は発しますが”ミリオンライブ”という単語は口にしません。ブランド名はあくまでメタ的な区分なのでアイドルたちはそれを認識しておらず、MCパートでカバー曲に触れている場面も「事務所を超えてカバーする」と言っていて「ブランドを超えて」ではありません。
xRステージの公演通じて貫かれている「アイドルの実際のパフォーマンスを体感する」コンセプトは、今まで知っているようで実は知らなかったアイドルの表の顔を目にする貴重な機会。EXPOのライブでもきっちり守ってくれたのは嬉しかったし、今後もたくさんのステージを見せてくれることを願っています。
TV版ミリアニ完結1周年記念・最終回で未来ちゃんが飛び出していったことに意味はあったのか
祝・TV放送版ミリアニ完結1周年!用に用意していたネタ。
えええ!?アマプラの無料視聴終わっちゃうの!!?ということで少し前倒しで公開します。うちなんか見に来るほど濃いPの皆さまなら大概Blu-ray持ってそうな気もしますが。
ミリアニ最終回のトラブルのとき、未来ちゃんが飛び出していったのって特に何の役にも立ってなかったよねという指摘を見て「うーん・・・まあ・・・確かに?」となっていた話。
このあいだ自分のエントリーを見直していてふとあることに気づきまして
”問題に気づけてもどうすればいいか分からないときは動きが取れなくなってしまう”、これが未来の特性・・・と書いたことがありました。
一方、最終回の未来。
トラブルに直面し皆が動けなくなってしまうなか楽屋を飛び出してゆきます。翼に「何するつもり?」と聞かれ叫んだ答えが
「わかんない!」
・・・あ、ミリアニ内でめちゃくちゃ成長してたのね、この子。
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まあ最初の指摘のとおり、彼女が飛び出したことが事態解決に何か寄与したかというと全くそんなことはないんですけど
舞台袖までやってきた未来は劇場にいるあらゆる人々がステージを繋ごうとする姿を目にします。
今日のステージを作り上げているのは自分たちやスタッフだけではない、声援やペンライトの光やハンドクラップ、観客席の人々の想いもまたアイドルのステージを作り上げるかけがえのない原動力になっている。
百合子や春香が熱く語っていたアイドルのステージに欠かすことの出来ないもう一つの力。未来はAS函館公演でバックダンサーとして一度正面から浴びているんですが、あの時彼女がそれを実感する余裕があったのはステージから最初に飛び出した瞬間のみで、後は無我夢中で与えられた役割をこなすのが精一杯でした。
光と音が消えたステージの影で未来が目の当たりにしたのは、アイドルである自分が本来立ち止まって見ることが出来ないはずの光景。
やってみると何かが伝わることもあるのかもしれません
やってみて、やっちゃってから初めて分かることもあっていいと思う
そして
このときはまだ思いもしなかったんだ
その先に見たことのない光が
自分らしい夢が
その向こう側にある輝きが
私たちを待っているなんて
作中で繰り返し語られる「ファン、プロデューサー、アイドル本人たち、彼ら誰しもの想像を遙かに超えた形で現れる”アイドルの力”」。
眼前に広がる光の海もまた”アイドルの力”が生み出した予想だにしない奇跡だったのです。
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続くシーン、REFRAIN RELA@TIONの間奏。垣間見た光景を基に未来は”ありがとう! 私たちの初めてを見に来てくれて、手拍子で待っててくれて、一緒にバトンを繋いでくれて”という感謝の言葉を紡ぎました。
この場面で何を話すかは公演前にかなり原稿を練っていたっぽいんですが、結局ほぼ全ての内容をアドリブで変えちゃったんだろうなあというのは内容を聞けば一目瞭然。
ありのままの言動に人を動かす強い力がある未来。クライマックスでの挨拶の内容はその真骨頂とも言えるもので、今この場で思いついたんだなというフレーズが分かりやすく挟まれることで、物語当初から放ち続けられていた彼女の輝きは頂点に達します。
飛び出していったことは機材トラブルの解決の手助けにはなりませんでしたが、シナリオとして意味があったかで言えば意味はあったんです。とてつもなく。
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今までにも何度も繰り返してきたとおり、、いくら脚本が素晴らしくとも、その先で描かれるシーンに相応の説得力が無ければ全体の完成度は片手落ちになってしまいます。しかしミリアニで描かれたアイドルのステージの迫力は掛け値無しに、想像を遙かに超えるものでした。
毎回絶賛で締めるのはどうなんだと自分でも都度思うのだけれど、これが仮にアイドルマスターのアニメでなくても自分の感想は変わらなかったでしょう。本当にとんでもないものを作ってくれた、ただただ、それだけ。
TV放送版ミリアニ完結1周年、おめでとうございます。