先日からイベントの折り返し日が1日早くなりました。
正式に発表があったのはPSトラスト”ショコラブル*イブ”からですが、その1つ前のPSトレジャー”Shamrock Vivace”も不具合&メンテの後異様に早いタイミングで折り返しが来ていたため、あそこからイベント折り返し日の前倒しが始まっていたようです。
前2イベントはいずれも最近になって増えた新形式のイベントで、過去ボーダー記録がほとんど無く折り返し日前倒しの影響は評価できませんでした。で、今回はツアー。結果がどうなったかというと・・・
イベント開催期間が長かったことなどの条件も重なり、1位と25000位ボーダーが過去最高を記録しました(25000位に入らないと上位カードが手に入らなかった第8回以前の記録は比較対象外になっています)。
おっぱいか?みんな翼のおっぱいが大きくなる衣装が欲しくて走ったんじゃないのか?
翼の衣装が欲しいだけなら45000ptまで稼げば1枚目の衣装交換チケットを手に入れられたため、そこまで単純な話でもなさそうです。これもコラボ効果でしょうか。
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MVのスペシャルアピールで狙撃銃を使うシーンがあり、これを見たPから「スコープを使って狙撃する場合、両目は開けて撃つのが正しいんじゃなかったっけ?」という話題が挙がっていました。
ふむ、ここはかつてサバゲーで長らく狙撃手を務めていたおじさんの出番だね!説明しよう!・・・文字にすると思いのほか痛いなこの台詞。
個人的な結論から言うと「両目を開けたまま撃てるんならそれに越したことはない」です。
特に高倍率のスコープになると視界が極端に狭くなるため、スコープを覗いていない左目で大まかな相手の位置を把握しつつ、スコープを覗いている右目で照準を合わせるみたいなことが必要になります。また、片目を閉じるとそれだけで顔面が緊張状態になるため精度が落ちるとも言われています。
じゃあなんで片目を閉じて撃つケースがあるかなんですけど、一つは利き目の問題です。手や足と同じように目にも右利き左利きがあります。
ちょっとテストをしてみましょう。
人差し指を立てて腕を伸ばし、指先を両目でじっと見ます。そのまま右目左目を順番に閉じてみましょう。どちらかの目を閉じたときだけ指が移動したように見えるはずです。閉じると指が移動しちゃう方があなたの利き目です。
右利きの人が銃を右肩に構えた場合、照準は右目で合わせることになります。効き目も右ならそのままスコープを覗き込めばいいんですが、偶に利き目が利き手と逆の人がいます。こうなると銃はちゃんと構えられていても脳がスコープを覗いていない方の視界をメインに据えてしまうため、なんというか「視界の隅っこの方にスコープ越しの視界が出たり消えたりする」ような感覚になってしまい、とてもじゃないですが集中して狙撃なんて出来ません。
利き手などと同様訓練で両方使えるようにしたりも出来ますが、一番手っ取り早い解決策はスコープを覗いていない方の目を閉じてしまうことです。こうすれば利き目とは逆の目の視界だけを脳が認識するため照準が合わせられるようになります。
また、現代戦では市街戦などを想定した近接戦闘で遮蔽物を有効に生かすため銃を利き手と逆に構えられるよう訓練されることもあります。この場合では多くの人が利き目と逆の目で照準を合わせることになるため、片目を閉じて射撃するパターンが増えます。さすがにスコープを使うような精密射撃まで逆撃ちを求められることは無いと思いますが。
狙撃は実は両目を開けてするというイメージが強いもう一つの原因はスコープの進化です。
片目を閉じて狙撃するスナイパーと聞いて自分がぱっと思いつくのは映画プライベートライアンのジャクソン2等兵。左利きの人間が使うことなんぞ微塵も考慮されていないWWII当時のボルトアクションライフルをいかにも使いずらそうに、しかし高速でコッキングする姿に痺れた人も多いはず。権利関係もあるんでここに画像は載せられないんですがGoogleの画像検索で見てみると、うーん、ばっちり片目閉じてますねえ。
検索の画像でライフルに載っているスコープに注目してください。当時のスコープって大径の高品質なレンズが作れなかった等々の理由で、今のスコープに比べてえらく細くて長いんです。
またちょっとテストしてみましょう。
丸めた紙をスコープに見立てて覗き込んでみます。細く丸めたときと太く丸めたとき、どっちが向こう側を見やすいかというと・・・もちろん太い方が見やすいですね。また筒の長さは短い方が見やすいというのも理解できると思います。
細長いスコープは少し目の位置がずれただけで照準線どころか向こう側が見えなくなってしまいます。こうなると利き目じゃない方で索敵どころではありません。そんなわけでとにかくスコープを覗く方の視界に集中するため、古い時代の狙撃手達は片目を閉じて射撃していました。
時代が下りスコープのレンズが大径化、チューブもぶっといものが使用されるようになると、言い方は悪いですが適当に覗くだけでちゃんと照準が合わせられるようになりました。しかも径がでかいから視界も明るい。色々と余裕が出来たため「そんなら両目は開けて撃てよ」となり今では両目を開けて撃つのが当たり前になったというわけです。
70年以上前の話であるプライベートライアンはともかく、もっと最近の話を扱った映画やTVでもそのあたりの常識が古いままなんてのは良くある話ですから、そのイメージで片目で狙いをつけてしまう人が多いのも無理はありません。
スコープを覗く方の目を閉じる撃ち方?
・・・いや、聞いたこと無いっすね・・・。
ロコも水中キャンディのMV等だと両目ウィンクバチバチ決めるんで内部的処理的に出来ないわけじゃないんでしょうけど、制作のこだわりで敢えてロコだけ表情設定を逆にしてあって調整が難しいのかもしれません。
もしかしてロコはウィンクするの苦手なんでしょうか。
fluity loveのMVも茜ちゃんがアドリブっぽいウィンクを連発する隣でロコが全然ウィンクしないんですよね。この二人のキャラが現れてて好きなところです。
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あー・・・今回も文字ばっかりになったうえにほぼミリシタ関係ない話になってしまった。
ま、まあたまにはいいよね。
フシギトラベラーは最高のキャラソン
8thライブアーカイブでTRICK&TREATのフシギトラベラーを見ていて、改めて最高のキャラソンだなあと感じ入っておりました。
バイタリティに溢れ自身のセンター公演と学校の文化祭実行委員長のスケジュールを平行して成功に導き、身近に新しいファンまで獲得してPを唸らせる茜ちゃんと、彼女に勝るとも劣らないポテンシャルで個性派765プロのフリーダム筆頭に君臨する麗花さん。
あの2人なら例え誰かに恋をしたとしても、それだけには飽き足らず片手間に世界中どころか宇宙までフシギ探しの旅くらい行ってきそうな勢いがあります。
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麗花さんは母親がオペラ歌手で父親はそのマネージャーであることが明かされています。この構図自体アイドルとPの関係に近いものです。父親は”普通”、そしてPのことも”普通で素敵”と言っており、他方同僚に褒め言葉として”普通”を使うことはあまりありません。言い回しが独特なのであまり目立ちませんが、自分とPを両親になぞらえて非常に意識しているようです。

彼女が同僚に連発するのは無茶ぶりです。ただそれも人を見て加減しているようで彼女が真の奔放さを発揮する相手は茜ちゃんの他、ジュリアや歩などいずれも頭一つ抜けた実力を持った子ばかり。「この人相手なら全力で好きな放題やっても大丈夫」という彼女なりの甘え方なのが分かります。
これらを考え合わせるとアウトプットが独特ではあるものの、彼女は周囲への気遣いがきっちりできる子です。ただ、あまりにエンジンが強力すぎて多少抑えた程度では道路の方がついてこられない、そういう意味ではアイドルになるまでの彼女は結構苦労があったんだろうなと思います。
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一方の茜ちゃん。

彼女はアイドルになりたての頃のメモリアルコミュで自分の境遇を「チュートリアルくらい簡単」と表現していたのが個人的に強く印象に残っています。
この台詞について本人はあまり意識していなかったようですが、勉強もスポーツも出来て愛嬌抜群の彼女にとって”ここまでの人生が簡単すぎた”というのは恐らく本当でしょう。
現実だと子供の頃に『神童』なんて言われてた子でも大抵は彼女くらいの歳までにもっとすごい子に出会うなりして、そこから社会との折り合いをつけるようになったりするもんなんですけど、殊彼女に関しては担当という贔屓目を抜きにしてもあのまま割とどこででも通用してしまいそうだなと思えてしまうだけのポテンシャルがあります。
人生がチュートリアルみたい。
そんなちょろい生き方、俺もしてみたいわと思う反面、実際に置かれた立場で考えてみるとそれはそれで結構怖い気もします。チュートリアルだけで終わるゲームなんて、そんなもんわざわざやる意味あるか?って話ですよ。
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アイドルになる以前は有り余るポテンシャルが逆に自分の立ち位置を窮屈にしていた点で麗花さんと茜ちゃんは似たもの同士です。才能に恵まれたがゆえの一般社会での生きづらさをお互いに理解している者同士だからこその信頼感。そこから生まれる手加減無用の圧倒的なパフォーマンス。これがトリトリの魅力。
彼女たちがようやく見つけたトップアイドルという目標は、実力だけでなく圧倒的な運にも恵まれなければたどり着けない遙か遠い存在です。
それでも目標に向かって全力で走れること、それ自体が今の彼女たちにとっては楽しくてたまらないはず。人類が頭を悩ませる世界中のフシギも2人の前では駆け上がる階段の1ステップに過ぎません。そうやって駆け抜けていく彼女たちの姿を「あいつら本当に楽しそうだなあ」と眺めていられるのがフシギトラベラーなのです。
これだと「あれ?じゃあ俺もあの子達からしたら単なる階段の1ステップってこと?」ってなってしまいそうですが、重要なのは「結局のところ言葉に勝つのは笑顔とピースサイン」という歌詞。
彼女たちの圧倒的なポテンシャルを持ってしても、並べ立てられた難解な科学理論を持ってしても、結局のところ笑顔とピースサインに勝るものは無いんです。この話、最新の宇宙理論を映像化しながら最終的に愛が人類を救ったっていう映画・インターステラーにそっくりですよね。

インターステラーと同じテーマを765プロの個性派アイドル2人がこんなにも明るく楽しそうにとにかく全力で歌う、正に彼女たちの曲。フシギトラベラーは最高のキャラソンです。