ミリアニ第1幕を見てきた!(ネタバレ無し感想)

SSA!(挨拶)

なんでこんなところに来たかというと・・・以前ミリアニ劇場版について「さすがに公開日当日に映画館に駆けつけたりは出来ない」と言ったな、あれは嘘だ。

いやあのー、そんな誰も得しない嘘で皆さんを騙すつもりは無かったんです。ただ直前になったらやっぱり待ちきれなくなっちゃったというか、その、うまくスケジュールの調整がついちゃったもんで・・・ウフ。

「お前、最寄りの劇場って言ってSSAに行ける場所に住んでるのにわざわざ10thツアー名古屋まで見に行ったのか?」って? ここまで来るのでも1時間以上掛かってます!

まあでもさすが都会、偶に行くといろんなものが売ってますな。

ミニぬいとか。
ライブ会場で持ってる人結構見かけていいなーいいなーと思ってたら、物販コーナーに多分全員分?陳列されてて思いがけず手に入れることができました。これは嬉しい。お1人様1点限りで茜ちゃんしか買えなかったのはちょっと残念。

前置きはこのくらいにしてミリアニの感想にいきます。
あ、ネタバレはしないつもりなんですけどとにかくまだ何の情報も入れたくないって方は閲覧をご遠慮ください。せっかくこういうときのために折りたたみ機能とか用意してあるのに滅多使ったことないんで使いますね!



▲折りたたみ終わり

10月にはテレビで見られる話ではあるんですけど、是非映画館の音響で”ミリオンライブを体感”して欲しい。そうお勧めしたい先行上映でした。

ちなみに描き下ろしイラストシートの中身はー・・・

大当たり!

家に帰ってミリシタを開けばM@STERPIECEのイントロが流れるというね。
今日からはここが輝きの向こう側なんだ。我々は遂に来たんだ。

※2023/8/27 追記
その後もずっとミリアニのことを考えていたらあまりにも語りたいことが多くなってしまったため、急遽ミリアニ全話ネタバレ解説シリーズをすることにしました。

ストーリーをなぞるのではなく主に脚本や演出の細かいところを自分なりに解釈して解説したつもりのものなので未視聴だと訳の分からない話になってしまうと思いますが、一度アニメを見たうえで読んでいただければそこそこ楽しんでもらえるんじゃないかなあと考えております。

ミリアニを見たあと興奮が収まらないって人は是非。

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SHS SSR復刻と5凸ピックアップガシャ開催時期がそのうち入れ替わる話

そういえば先日まで恒例の5凸実装に合わせた1回限りSSR確定ピックアップガシャやってましたけど、SHS SSR復刻のペースより5凸実装のペースの方が早い都合上、このままならSHS一周目が復刻し終わる前に「SHS復刻開催→5凸ピックアップ開催」になっていたスケジュールが「5凸ピックアップ開催→SHS復刻開催」に入れ替わるはずなんですよね。

欲しいカードが集まってる月はひとまずピックアップに突っ込んで、漏らしたカードを復刻で回収できるムーブが出来るようになるのは大きい。

いつからそうなるんだっけと表にしてみました。

実施ペースに変更が無ければSHS後半組からは開催順が入れ替わる模様。これだけ手厚くなればSHS未所持アイドルの回収もだいぶ捗るようになるはずです。

まあフェスが1周回った後どうなるかとか不確定部分もあるんで、話半分で参考にしていただければと。

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さあ見に行こう輝きの向こう側を!

シリーズものの最終回って見ると少なからずロスに陥るんで一度見るともう一度見る気がなかなか起きないんですけど、今週末からM@STERPIECEイベント始まる以上は見とかないとだよなあってことで、かなり久々に劇場版アイドルマスターを自分も見ました。

・・・家にテレビが無いからAmazonのストリーミングでレンタルしてな!
今までは最終回だったこの作品が、これからはプロローグにもなる喜び。なんかでもCMになるたびに茜ちゃん見参しまくってたらしいんですよねえ、仕方ないからCMはYouTubeで別途補完しておきます。

しかし今になって見るとバックダンサー組のキャラの掘り下げみたいなのが作中だとほぼ皆無だったんだなとか結構視点が変わりますね。あれじゃみんなから志保が誤解されちゃうよなんて親心みたいな立場で心配になっちゃったりして、意外と新鮮な気持ちで見られて面白かったです。

実際、当時は志保嫌いだったけど今は一番の担当ですみたいな人って割といるらしいんですよね。映画で敢えて誤解させたうえでゲームでバックボーン語られたらキュンってなっちゃうみたいな腹づもりがあったのかなとも考えましたけど、映画だけ見て結局グリマスまで手が伸びなかった当時の自分みたいなASPも多くいるなかで、ようあれだけのこと言わせたなと。これも今だから語れることですけどね。

こんな風にアイドルたち一人ひとりと向かい合って長い時間を一緒に過ごしていくなかで、お互いに変わっていくのを実感できる点でもアイドルマスターっていう現在進行形で続いていく大長編物語は貴重だし面白い。

10周年、そしてアニメ化という大きな節目を迎えたミリオンライブの記念すべきスタートとなるイベントに劇場版アイドルマスターの象徴だったM@STERPIECEが9年半の時を超えて抜擢されるこの流れ、こんなこと出来るのアイドルマスターだけですよ。いやー、アイマスは歴史なんだなあ(迷言)。

この流れを汲んでなのかどうなのかは不明ですが先日のメインコミュは千早でした。

以前やよいのエピソードを語った時にも書いたとおり、ミリシタはアイドルとしてひとまず成功したAS組の姿を極めて長い期間見守っていられるという、これまでの作品群と比べても珍しい立ち位置の作品です。

ひとまずの安息を得てもそれはエンディングで触れられるのみで多く語られなかった過去作と対比して、その後の姿が詳細に綴られるミリシタというプラットフォーム。ここで一番輝きを増したのはあるいは千早なのかなと考えることがよくあります。

苛烈な過去と向き合い、乗り越え、それらを内包した結果、穏やかで何かちょっと抜けたところのある先輩としての面と、何者も寄せ付けない孤高の求道者としての面を調和させ、見事に両立させて歩み続けてゆく姿は本作だからこそ描けるものです。

Coming SmileのMVはそれをしみじみと感じさせるものでした。
「コミュじゃなくてMVで感じるのか?」と言われるかもしれませんが、ぼーっとMVを眺めていたらなんか今回のステージの千早がやけに顔色悪く見えたんですよね。

そしたらサビでさーっと照明が明るくなって顔に朱が入るでしょう? ああ、これ彼女の人生そのものじゃんって思ったんです。

改めて見返してみると出だしの照明は暖かくて、その後すぐ冷たくなった状態がしばらく続き、またサビのところで暖かくなるっていう流れにちゃんとなっている。ほんと良く考えられて作られてますよミリシタのMVは。

で、アウトロでまた照明が冷たくなって終わる。これが堪らなくいいんです!
単に安らぎを取り戻してよかったねで終わるんではなく、もう千早は暖かい光と冷たい光、両方の中で生きていける。今の千早は暗い過去から放たれる冷たい光を振り払ったのではなく、今や冷たい光すら自らが輝くための糧にできるアイドルになったっていうね、これさっきコミュでやったでしょ? あれがMVでも表現されてるわけです。

6年も絶え間なくコンテンツを実装しながら未だにこういうネタをぽんぽん出せるところが、既に18年もやっている作品の力と懐の深さなんだなと感じた2つの出来事のお話でした。

歴史は積み重ねれば積み重ねるほど深みと重みが増してゆきます。
後輩である劇場組ですら活動歴はもう10年を超え、765プロの輝きは更に重厚にその美しさを増してゆく。ならばPである我々が今一度この光の美しさを多くの人たちに知らしめにゆこう。いよいよ今週末は劇場公開だ。

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細かすぎて伝わらない”いかにも本当っぽい嘘”が楽しいミリシタMV3選

体の何割かがSFで出来ている筆者にとって、どんなジャンルの創作物であっても”いかにも本当っぽく作られている嘘”に気づけたときの興奮は、創作に触れるうえでの大きな喜びの一つです。

ミリシタの強みとしてよく挙げられるカメラワークもそのひとつで、よく考えると現実ではあり得ないような文字通り異次元の動きをするカメラによって撮影されたMVは見ていて本当に飽きません。

まあカメラワークの凄さは今さらここで自分が述べるまでもなく既にミリシタの代名詞の一つだよねってところで、今日はそれ以外の演出の中から”いかにも本当っぽい嘘”が楽しめる曲3つをご紹介したいと思います。

1.Miracle Night
初出はPS4ソフト・アイドルマスタープラチナスターズでミリシタMVはその移植版。

一目で分かるPS4版との違いはステージが宇宙船内になっていることで、窓の外には巨大な地球が広がり、猛烈な輝きを放つ太陽の光が船内に射し込んでいます。

SF映画マニアの諸兄ならばこの光の演出を見ただけで「おっ!」と心が躍るはず。大気が存在しない宇宙空間だと太陽の光が拡散せず刺すような見え方になる・・・というのは実際の科学考証に沿った表現で、古くは映画・2001年宇宙の旅などから用いられている演出技法です。

Miracle NightのMVではこの特徴的な太陽光を完璧な形で演出に組み入れており

わかります?このシーン。
消したり移動したりできないはずの太陽をキャラクターや宇宙船の構造物で巧みに隠し、タメから動くと同時に猛烈な光がカメラに飛び込む劇的な効果を生み出しています。

宇宙船でMV撮影できるのかというそもそもの話はひとまず置いておくとして、実写でこれと同じものを作るのは理屈上不可能ではないものの実際問題としては不可能でしょう。ダンスモーションをコマで送り戻ししながら空間のあらゆる座標にカメラを置くことができるからこそ実現できている演出です。

これぞ”いかにも本当っぽい嘘”。それでもめちゃくちゃ手間掛かってそうですけどね。

2.百花は月下に散りぬるを
ド派手なステージで繰り広げられる和ロック(とみんな言うけど和スカじゃないの?と個人的には思う)の世界。

特徴はなんと言っても小物の扇子。曲中盤で「あれ?それそうなってたの?」と初見で驚く例の演出については今回このテーマで触れるまでも無いので割愛。

では”細かすぎて伝わらない嘘”はどこかというと

扇子の向きです。

かなり激しい振り付けの曲ですが、どれだけ動いてもどれだけ視点がバシバシ切り替わっても扇子は常にカメラに向かって最も映える方向を向いています。完璧に制御された動きそのものが嘘であることに加え。「常にカメラに向かって最も映える方向を向いて」いるというのが二重の嘘で、実際に客を入れてのステージパフォーマンスなら本来は観客席に向かって最も映える方向を向けなくてはいけませんよね。

カメラの位置と切り替わりを完璧に把握している、現実でこれをやったらこのパフォーマンスだけで食ってけるんじゃねってレベルの神業なんですが、それをあまりに自然にただ「なんかすげえなあ」という印象だけを与えるMVに落とし込んでしまう、これまた”いかにも本当っぽい嘘”。

ちなみにカメラが正面固定されるソロだとどうなるかというと

見得を切るシーンでは大体扇子がフレームから外れてしまうため問題になりません。よくできてるわね。

3.Glow Map
最後は筆者が愛してやまないミリシタ3周年記念曲・Glow Mapです。

このMVの嘘は気づいた方も多いでしょう。
茜色に染まるローディング画面から始まったステージが進行するにつれ周囲には徐々に夜の帳がおちてゆき、すっかり闇に包まれたサビのタイミングで専用衣装インフィニット・スカイが光り輝き出す。

・・・あの衣装どういう仕組みで光ってるんだ?
も気になりますけどね! 謎技術でイルミネーション発光する衣装は筆者が初代アイマスに興味をもったきっかけではあるんですけど、正味2分ちょいで日が落ちて真っ暗になるってどんな状況だよ?というのが今回語りたい嘘の部分です。

Glow Mapは3周年イベント直前に予定されていたミリオン7thライブで初披露されるはずだった曲でした。会場は富士山のお膝元・富士急ハイランドコニファーフォレスト。

というわけで夕暮れに染まる富士の裾野の峰々

サビで衣装の発光

ラストの特大花火。
これらを全てを2分強に納めるため、MV中の太陽はものすごい勢いで地平線に沈み夜がやってきます。

屋外会場のライブでこの曲を披露して直後の周年イベントでゲーム版が実装されたらさぞかし盛り上がったことでしょう。しかし例のクソみたいな世界情勢の巻き添えとなり7thライブは開催中止、このお披露目は幻となってしまいました。

それからしばらく後、”ReBurn”と名打たれたやり直しの7thライブではラストの花火を逆にリアルで完全再現するなど運営の執念を感じさせたGlow Map。さらに2023年の元旦に実装された39人ver.では運営のメッセージともとれる演出が”いかにも本当っぽい嘘”と共に盛り込まれています。

39人ver.のGlow Mapは歌い始めからすっかり日が落ちています。

全編夜のシーンが続くと思いきや、歌い終わりに完璧なタイミングで富士山からご来光。

大晦日のカウントダウンライブは聞いたことあるけど、初日の出が拝めるライブって午前5時開演とかなんか?

あとコニファーフォレストは富士山の北側に位置してるんで位置関係はまあいいんですけど、太陽はあそこから出てこないような・・・という嘘。

最後が朝焼けで終わるこの演出は単純に解釈すれば2023年元旦の初日の出なんですが、2019年夏に新型コロナウィルスという未曾有の闇によって初披露の舞台を奪われたGlow Map・輝ける地図が困難の中でも人々を導き照らし続けた末にようやく迎えた全世界の夜明けを示すシーンでもあります。

ときに不幸と理不尽の文脈で語られることもあった3周年記念曲。しかしその美しく力強い光はどれほど夜が長く続くとも失われることはなくやがてPたちを支え続けた希望の光として語られるようになり、新たに付け加えられたバージョンにはそれを暗示する演出が最後の見せ場として組み込まれたのでした。

演出に嘘があるポイントというのはそうしてまで伝えたいこと、表現したいことがあるという作り手の意思が表れているポイントでもあります。

いかにさりげなく嘘を忍び込ませるか。受け手にそれと意識させることなく、しかし道理を曲げてまで伝えたい強い気持ちを表現しようとする作り手のあの手この手の創意工夫。ミリシタのMVをじっくり見ているとこういう手の込んだ世界の舞台裏にふと気づくことがあるでしょう。そこに作り手からのメッセージを感じ取った瞬間、MVの理解と魅力は一気に深まります。

一から十まで指摘してしまうのは野暮というもの・・・というわけで今回は筆者お勧めのとっておきの嘘が楽しめるMVを3つだけ紹介させていただきました。皆さんのお気に入りのMVにもまだ広く世に知られていない魅力がたくさんあるはず、それを大いに語ってあげてください。それもまたプロデュースですから。

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M@STERPIECEイベント情報発表に関しての話

いよいよアニメが始まるって雰囲気になってきたなあ!というわけで既にユニット予想とか普通にしちゃってるんですけど、改めてちゃんと決めておかないとですね。当サイトにおけるミリアニのネタバレとなる情報の扱いについては最小限の言及となるよう努めるものの、必要に応じてネタバレを行うものとします。あらかじめご了承のほどよろしくお願いいたします。

まあでも公開当日に最速で劇場に駆けつけるみたいなムーブはできそうにないんで、ネタバレで話題になっているのを後から確認しに行って語っていく形になるかなと。

さてさて遂にミリシタにM@STERPIECEがやってきます。
まさかミリオンのアニメーションシリーズ第1弾という形でこの曲が実装されるとは思いませんでしたが、後から考えるとミリアニが本編に入って以降は劇場組に話題がフォーカスしていくことになる以上、プロローグでASにスポットを当てておくというのは絶妙な采配でしたね。

決して忘れることのないオープニング、しかしシルエットは13人、そう、カメラがパンしていった最後には律子がいる。ほぼ10年越しに追加されたM@STERPIECEの新たな1ページを、配信越しではありましたが10thライブ名古屋会場の渦巻く大歓声と共に記憶できた幸せ。

OFA版などでは省かれていたイントロで全員が一斉に駆け出すこのカット、「新しい物語が始まる」って感じで本当にいいですよね。アニマスシリーズを締めくくったM@STERPIECEが、今度はミリアニの幕開けを告げる曲になるんです。

・・・いかん・・・また涙が・・・今日はこういう話しようと思ってたんじゃないのに・・・。
・・・もうね、もう俺、名古屋の10thライブ以降アーカイブ視聴やら記事執筆やらいちいち泣いちゃってて、ここまで涙を流してない日が無い気がする・・・更年期かな?

以前のエントリーでは「ファイト~!」の声が現在イベント上位間隔で一番ご無沙汰になっている亜美に聞こえると書いていましたが、後に動画付きで公開されたシーンで普通に春香さんが掛け声を掛けていたことが判明していました。Pちゃん耳もボロボロ。

というわけで今回のイベントの上位も春香さん。

去年11月のハルカナミライ以来なんで間隔が結構短いんですけど「”M@STERPIECE”なら上位は春香さん、累計は可奈に決まってんだろ!」と言われると、

この先の展開についてはちょっとまだ分からないものの、この流れのまま過去の選抜実績はひとまず無視してアニメの展開次第で上位累計が決まる可能性も一応考えておいた方がいいかもしれません。

まあそれはそれとして今後のイベントは従来のペースに倣うよってなった場合にも備え、劇場ポスターのユニット?と思われる組み合わせと上位選抜状況を照合したリストを載せておきます。

なんかセブンカウントMVの序盤に出てくるメンバーはこの仮ユニットから1人ずつ選ばれてるなんて話題も出てたんでそれもチェックしておきますけど、この子たちが各ユニットイベントで上位になる説については、うーん、さすがに報酬回数偏り過ぎちゃわない?ってことで個人的にはまだ首を傾げてます。

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