シアターデイズの幕が上がる(第11話ネタバレ解説&感想)

第11話は元ネタありエピソードが特に多くて記事書きながら「これ初見だとどう見えるんかな?」とちょっと心配になってしまったんですけど、もう一度落ち着いて考えてみるとライブ直前からライブ開始序盤までが一気に進んでいく様を描いてるんで情報過多で目を回すっていうのはむしろ正しい受け止め方なんですよね。

見終わって少し経ってからネットで調べたとき「ええ!?あれ全部元ネタあんの!!?」って驚く、ああいう体験自分も大好き!というのがこの記事を書いている動機でもあります。正にそれが製作スタッフの意図するところであり、我々既存Pが心配することなど何も無いでしょう。

みんな言ってたし、俺も思ってましたよ。「いっそ12話は丸々全部ライブにしてくれ」ってね。

すいませんでした。
11話後半から全部ライブになるとか、全く想像すらしてませんでした。

2週ぶっ続けでライブシーンとか、もうそれだけで伝説になるレベルなのにクオリティが、迫力が、内容が、あらゆるものが全てヤバい。正にこのための3Dアニメ!やってくれたなアニメスタッフ!本当に本当にありがとう!!

長きにわたった準備期間が終わり、765プロライブ劇場こけら落とし公演の日が決定します。

・・・こ、この日付は・・・!
テレビ放送の最終回あわせですね。たぶんあんまり深い意味はないはず。

公演名は”R@ISE THE DREAM!!!”

ヒャア!10thツアーAct-3の公演名じゃん!
それに第2幕エンディングになったあの曲・・・とボカすまでもなく”Dreaming!”、やるんだろう!? 出し惜しみは無しだというスタッフの気迫が日常会話からもビンビンに伝わってきます。

ここでアイマスアニメ伝統の合宿イベントが発生。
練習風景は基本的にチーム毎となっており、こけら落とし公演を直前に控えたこのタイミングでもう一度メンバー構成を視聴者に紹介していきます。

といいつつ日常シーンではここぞとばかりに盛り込まれまくる小ネタ。
カレーの周りに集合するこのみ・琴葉・杏奈・可奈・莉緒を見て「ブフォ!」ってなったらキミも立派なミリオン星人だ!(謎)

併せて琴葉にはこけら落とし公演の挨拶が任されます。
作中では特に説明も無くいつの間にか決まっていて、最初見たとき「ん?ああそうなん?」と理由をちょっと考え込んでしまいました。

琴葉じゃ不適格だからとかそんな話ではもちろんありません。ただミリアニのスタッフがミリアニのスタッフである以上、「挨拶係なら委員長キャラの琴葉で」なんてつまらない理由で選ぶわけがないはずで、何でなんだろうなと。

なにか当時のエピソードで琴葉に関するやつがあるはずなんだよなあ・・・

あ、違う!”無い”んだ!!
そうです。CV担当の種田梨沙さんが病気休業されていた都合でリリース当時のミリシタに琴葉は登場していなかったんです。

あのとき765プロライブ劇場のオープニングに唯一人参加できなかった琴葉。その彼女に送られた劇場こけら落とし公演の挨拶係という”当時のエピソード”。この役回りはスタッフから琴葉へのプレゼントだったんですね! ここまでミリオンライブの歴史をなぞるかのように構成されてきたミリアニですが、敢えて意図的な歴史改編を澄ました顔して挿し込んできました。

メタな事情だからこそ、これに作中で適当な理由を付けてはならない。ただ”琴葉が頼まれてその役割を果たした”という記憶のみが、作中キャラの誰も知ることの無い空白にピタリと嵌め込まる、それだけでいいんです。だからいつの間にか琴葉がこの係に選ばれたことになってるんですね。

なんという粋!
琴葉が挨拶してるだけで涙が止まらない俺。だって・・・だってさぁ・・・琴葉が劇場のオープニングセレモニーで挨拶してるんだぜ・・・?(泣)

公演を前にして控え室で組まれる39人の特大の円陣。
これも未来たちが先輩から受け継いだ伝統のひとつ。ただし掛け声に合わせて手を挙げるスタイルのASに対して劇場組は手を繋ぐスタイルになっています。原っぱライブを思い出した可憐が「いつかまた全員で手をつなげたら」と言っていたのを実現させたんですね。掛け声を掛けるのは誰しもが認めるミリオンライブのセンター・未来。

765プロ劇場公演の日々、シアターデイズの幕が上がります。


オープニングアクトはやっぱそうなりますよね!の”Dreaming!”。
上述のとおり公演名・”R@ISE THE DREAM!!!”にかけたセットリストでもありますが、もう一つ忘れてはならないのはゲッサン版ミリオンライブのラストシーンを飾ったのがミリオンライブ1周年記念曲・”Welcome!!”であり、この”Dreaming!”はその後に続く2周年記念曲であるということ。

”M@STERPIECE”の後に連なる”TOP!!!!!!!!!!!!!”から始まったミリアニ。さらにこのライブの先に続く”シアターデイズ”はゲッサンのその先の物語でもあります。”Welcome!!”で締めくくられたゲッサン版ミリオンライブの後に連なるミリオンライブシアターデイズが”Dreaming!”によって幕を開ける。ミリアニの未来はここでゲッサン版ミリオンライブをも内包することとなりました。

続くソロ一発目は翼の”ロケットスター☆”。

圧倒的な完成度で会場のボルテージを一気にブチ上げます。これが「アイドルとして大切なものを持っていない」と指摘された翼が出した答えの姿。

”ロケットスター☆”といえばPたちの間で必ず話題に上がるのが5thライブDAY2で中の人・Machicoのパフォーマンス。自分は伝聞でしか聞いたことがなくて後から過去ライブ一挙放送で見たときマジで驚いたんですけど、歌と振りがまず完璧で、そこに本人がステージを楽しんでいる姿が加わって、それが観客席全体を巻き込んでくるからめちゃくちゃ楽しいんですよねMachicoのステージって。

美希にダメ出しされた翼のパフォーマンスは歌と振りの完成度こそ高かったものの、そのライブステージには”Machicoがぶっ込んでくるもの”が無かった。未来が、静香が、ステージに立つ春香たちを見たときに抱いた「ああなりたい」という強い憧れとそれに自分が至るためにし続ける創意工夫、堅苦しく言えばそういう部分のことです。

自分は普段どっちかというと「アイドルと中の人は分けて考えようや」と考えちゃう方なんですよ? ただ翼とMachicoを重ね合わせた時に見える翼からはみ出した部分を指して「な!」って言われるとそれは同意せざるを得ない。ミリアニのあのステージで描かれた”ロケットスター☆”は翼のというよりMachicoの”ロケットスター☆”なんです。本当にズルい答えだけどな。

だから翼のパフォーマンスはMachicoが過去にステージで演じている既存曲でした。ついでに未来や静香が見せたような幻影を翼があそこで出すこともありませんでした。何故ってそりゃあの翼の姿自体がMachicoが我々に見せてる幻影みたいなもんだからです。

なんでここまで自信満々に言い切れるかって?
ミリアニ翼が”ロケットスター☆”歌ってるとき、”進めロケットスター”のとこで思いっきり左足蹴り上げてたでしょ?

あれ、ライブでMachicoが毎回やるけどミリシタ翼のモーションには無いんですよ。怖いですね。

静香は第10話で壁を乗り越えるきっかけとなる大きなイベントを経験しましたが、翼にそういったイベントが発生したことは作中で描かれておらず、代わりにアイドル活動に挑む仲間たちの姿ひとつひとつに小さな気づきをもらう描写が積み重ねられています。元々筋もいい勘もいい、ただ意識の向け方にだけ問題があった翼が成長を遂げるきっかけとしては、そっちの方が説得力があると判断されたのではないでしょうか。ストーリーラインとしては明らかに傍流なんですけど、全話を通して描かれるこの翼のエピソード、めちゃくちゃ好きです。

今の実力に不相応な力を出し過ぎてしまったため後半は笑顔がひきつっている翼。だがそれでいい、それこそが今の翼の出来る最高のパフォーマンス、観る者の心を掴むアイドルの姿なんだ。

また、このステージでは劇場組アイドルのバックダンサーに劇場組アイドルが立つという珍しい光景が見られました。・・・あれ?えーと、昴、歩、のり子・・・

幸か不幸かグリマス未プレイのくせに元ネタに気づいてしまって、結果ライブシーンを見ながら「ブフッ!!」と吹き出す不審人物と化したわけですが、そうですよねこれ、グリマスのイントロダクションイベントが終わって、続く第2弾イベント・開演!ロケットスタートライブ!に出てきたことから”ロケット団”とPたちに呼ばれてたトリオですよね!でもその呼び方、非公式だったはずですよね!?

最高のスタートを切った765プロライブ劇場こけら落とし公演・”R@ISE THE DREAM!!!”。
進行してゆくライブの裏で皆が次々に口にする「バトンを繋ぐ」という言葉。これがこのライブの合い言葉になってゆく。

あまりに濃い内容に短かったのか長かったのかすらも分からなくなった第11話の最後に映ったのは火花を散らす音響機材。あっ・・・(察し)

→ テレビ放送後の感想延長戦・第11話

ワンフレーズ・ワンアクションが最強の仕事をした話(第10話ネタバレ解説&感想)

ミリアニは脚本を褒めたら良いのか、演出を褒めたら良いのか、両方愛がすごすぎてどっちの仕事なのか分からない名シーンが多すぎるんですよねえ。まあ両方褒めておけば多分それで間違いないんですけど、いやー、脚本上での山場となる今回もここの冴えがヤバかった。

というわけで第10話にして物語の軸の一つ、静香と父の問題が一応の完結を見ます。

千早が率いるコンサートメンバーに急遽抜擢された静香。併せて志保と星梨花が選ばれます。4人とも父親について何らかのエピソードがある面々、第10話は親子をテーマにした物語が展開していきます。重くなりがちな内容の回に登場した星梨花父がまさかのコメディリリーフ。ミリアニに出てきて声がついただけでびっくりしたのに何なのあのおいしすぎるおっさん!嫉妬!

まず、また「ああ、ほんと良い言葉選びするな」って思った話。
Pが未来・翼と一緒に静香の家へ父親にコンサートを見に来て欲しいと説得しに向かったシーン、あそこでPたちを先に見つけた静香の父が最初に「何でしょう?」と言った、ここ!

だって普段静香と顔もあわせないくせに、数ヶ月前に一度原っぱライブ後に挨拶しただけのP(と未来・翼)の顔をちゃんと覚えてたんですよ。自分の家の前に立っている人間の素性が分かっていないと最初にかける言葉が「何でしょう?」にはならないじゃないですか。自分の子供にとって大切な存在の顔は、親としてひとまず記憶している、静香の父は静香の父なりに子を愛している・・・っていうのがこれだけで察せられるんですよね。これがワンフレーズの話。

ちょっと飛んでコンサートライブのシーン。
オーディションの舞台で未来と翼に背中を押されたことがきっかけで憧れのアイドルへの切符を掴み取った静香は、今度は父親が見に来ているかもしれないステージへ向かうため、もう一度2人に背中を押して欲しいと頼みます。そしてステージ上で見せたのは再びアイドルとしての幻影。


ええ!?もう既にS4U・”Catch my dream”っていうこれ出したって確実に100点満点間違いなしの答えがあるのに、ここでまさかのソロ新曲っすか!??

”Gift Sign”については・・・すいません完全な不意打ちであわあわすることしかできなくてほとんど覚えてないです・・・。あとで落ち着いて聴ける機会が来たらそっと書き直します。

静香が渾身の舞台を終えたあと、Pは静香の父へ彼女がアイドルとしていかに素晴らしい才能を持っているかもう一度説明します。かなり抽象的なことしか言っていないのに「知っています」と返す父。

静香が大切にしつづけていた記憶・「アイドルになりたい」。あの思い出の視線の先に居たのは他ならぬ父その人でした。今、目の前で静香が目指す”アイドル”というものを見せられた父にとって、それが娘とどう結びつくかなど他人から説明されるまでもありません。最も身近にいて、最も早くその才能に気づいたのがかつての彼だったのですから。

誰かを笑顔にすることこそがアイドルの本分。
その文脈の中で千早が静香に告げた「アイドルに大切なものはもう持っている」と言う言葉。”大切なもの”とは静香が幼い頃からずっと守り続けてきたアイドルに対する限りない憧れでした。

無限に高みを目指し続けられる静香ならば、例えどんな相手であってもその力で心動かすことが出来る。千早が今回のコンサートのメンバーにまず静香を選んだのは言葉ではなく体験でそれを知ってもらいたかったからでしょう。目論見は見事に当たり、静香は最良の結果を掴むことが出来ました。

コンサート終演後、父親が舞台の上に現れてもなお前に立つことを躊躇してしまう静香。そんな彼女の腕を志保が掴んで父親の前へと放り投げます。

はい、この演出、ヤバいです。
第9話で千早が父親の気持ちは分からないと言ったのと同様に、志保も父親という存在とどう付き合ったら良いのか知らない子なんですよね。だからああいう場面でどうしたらいいか彼女には分からない。ただただ何かしなくちゃという気持ちから出た結果が、ここではもう台詞すら無く、たったのワンアクションで表されてしまう。

志保の幼さや不器用さ、それに優しさや幼稚に父に反発する静香への反感などまで盛り込みつつ、しかもこれは先ほど静香が未来・翼に背中を押されて舞台へ上がったことと対になっていて、突き詰めて言えば静香が仲間に応援されている意味では同じことを繰り返しているっていう、見た瞬間「え?いまこれどんだけの内容詰め込んだ?」って若干考え込んだあと総毛立ちました。

さて、これにて静香のエピソードもひとまず一件落着。
諸々の大きな問題はおおかた片付いて・・・無えじゃん!あれ?美希に「アイドルに大切なものを持っていない」と指摘されてしまった翼の問題の方は!?

これの答えがまた見事の一言でしたよね、あー・・・終わっとこう。また話が長くなる。

→ テレビ放送後の感想延長戦・第10話

第3幕は最初からボロボロ泣きまくってヤバかった話(第9話ネタバレ解説&感想)

ライブシーンが来ると記憶が飛んじゃうんで各幕序盤はいいんですけど、このまま一気に全部書き上げられるかいまいち自信がない第3幕編スタートです。

アニメ中で描かれていた活動の裏で黙々と続いていたASのバックダンサーのお仕事が遂に未来たちTeam8thに回ってきます。

先輩たちより一足先に会場に赴いた彼女たちが見たのは開演を待つ大きな会場。
工具などの金属音が広大な空間に散発的に響き渡る様子がライブ前独特の雰囲気を醸し出しています。これは第1話のシーンも同様で、他にも無言のシーンで聞こえてくる空調の音がカットに合わせて音量変えてあったり、こういう緻密な空気感はさすが演出家出身の監督さんだなあと思うところ。全編通じて見事な舞台装置として機能してますよね。

ここで憧れの春香たちと同じ舞台に立てる。しかし喜びもつかの間、AS組との合同リハーサルを終えるとすっかり意気消沈してしまう8thのメンバーたち。全力を出しても全く追いつくことが出来ない実力の差を痛感し、それぞれ長い夜を迎えることになります。

ステージへと向かった未来はこれから自分が立つライブの舞台に思いを馳せていました。そこへ現れたのはASのセンター・春香。彼女は未来にステージ上からは全ての観客席が見渡せること、ライブはそこに関わった全ての人たちによって作り上げられるものであること、だからこそかけがえの無いものであることなどを語ります。

ここで是非注目してもらいたいのはステージに座って話をする2人を背景から写したカットで、話に熱が入るあまり先輩の春香の方が後輩の未来に向かって何度も身を乗り出すんですよね。一方聞く側の未来は相手の言いたいことを即座に察するのが元々やや苦手なぶん、背後からだとただ座っているようにしか見えなくて「ちゃんと聞いてんのかなこの子?」と観客の我々の方が心配になってきてしまう。

そうやって溜めに溜めたところで春香の言葉に心を動かされて進むべき道を見つけた未来が、今度は急にバッと立ち上がる、それどころか逆に春香に向かって手を差し伸べすらしてしまうという。これだからこそ未来がミリオンライブのセンターなんだというのをこれ以上無い形で描いていますし、ASのセンター・春香とミリオンのセンター・未来という2人のセンターのあり方の違いをさりげなく、しかし完璧な形で浮き彫りにしています。めっちゃすき。

ホテルのラウンジでしょんぼりしていたのは紬と歌織。それでもあくまで紅茶を飲むあたりに育ちの良さがにじみ出ているのがまずポイント。そこへ伊織・真・雪歩が通りかかります。ASが先輩として相談に乗る姿ってなんかもうミリシタでは見慣れちゃった気がしてましたけど、ミリアニの時系列で改めて見てみると765プロって先輩も後輩もいない不思議な事務所の状態が劇場組が来るまでずっと続いていたんですよね。

だからこそ常に仲間同士で問題を解決してゆき、今では無二の結束力を持つAS組。そんな彼女たちが劇場組を迎え入れるにあたってのバタバタは劇場版でも一端が描かれましたが、まあその後もここまで結構探り探りでやってきたんだろうなということに思いが至ります。バックダンサー修行は既に34人分続けてきただけに先輩方のケアも慣れてきた感がありましたね。ついでに1人だけカップの持ち方が違ういおりんから漂う別格に育ちが良いとこのお嬢様感、さすが。

次元の違う存在に見えていたASでも、褒められると照れ、子供のように喧嘩する。そんな姿に緊張をほぐされた2人も明日の奮闘を誓います。

静香は夜の浜辺で千早の持ち歌であるSnow Whiteを歌っていました。
静香がこの曲をこの後のASライブで歌う可能性は普通に考えたら無いでしょう。つまり動機はライブの準備に対する不安等ではなく、自分の至らなさを受け止めたうえで昼間見た千早の姿に少しでも早く近づきたいという純粋な憧れの気持ちです。月と海に照らされたその姿は、当の千早が目にしても思わずシャッターに納めてしまいたくなるほど絵になるものでした。

千早に父との確執の話をする静香。
ミリアニの静香はこの話をすることにためらいがないぶん周囲のサポートを受けやすいのはいいことなんですけど、その相手が毎度地雷原なのはなんなのか。しかしそれを聞いた千早の答えがお父様の気持ちは分からないけれどと前置きしたうえで静香はアイドルに大切なものをもう持っているとだけ伝えるのがね!ほんと”ミリオンライブの千早”なんですよね!!!このへんは是非ミリアニ組にミリシタのコミュも味わっていただきたい。

千早は「アイドルに大切なもの」についてここで具体的に言及しません。静香にはその言葉だけで十分でしたし、物語としてはこの「アイドルに大切なもの」をこの次の翼が考えることがテーマの一つになっていきます。

憧れの美希の部屋に夜間突撃する翼、しかし当の美希は不在でした。
館内を歩き回る翼は、独り大きなガラス窓の前で振りの確認をする美希を発見します。ここ、鏡じゃなくてガラス窓なんですよね。初めからそのつもりがあったのなら大きな鏡くらいあらかじめ手配できそうなところ、思いつきで部屋を抜け出して適当な場所を見つけた感が出ています。

”美希ちゃん”にも褒めてもらおうといつもの調子で近づく翼でしたが、本気を出していないことを美希に指摘されあしらわれてしまいます。実際リハで他の面々がぐったりしているところ一人ケロッとしていた翼。今回決められた水準のパフォーマンスをこなしきったのは彼女だけでしたが、全力を出し切ったうえで水準を超えるのがアイドルのパフォーマンスである以上、スタート時点で失格と見做した美希。例えそれがリハーサルのステージであったとしても、まず全力は出して当然というのは大前提過ぎてもはや口にすらしません。

何が間違いだったのか考えるところから始めなくてはならなくなった翼。静香とは逆に先輩から「アイドルに大切なもの」を持っていないと指摘されてしまいました。

結局翼はその晩眠れなくなってしまい、先ほど美希が練習に使っていたホールへと向かいます。そこで目にしたのは自主練に精を出す未来と静香の姿、間もなく紬と歌織も顔を見せます。バラバラに夜を過ごした皆の目指す先は一つでした。

すっかり日が昇るまで練習に明け暮れた5人。前日のリハーサルでは一人ケロっとしていた翼も、このシーンでは肩で息を、全力を出し切るようになっています。ようやくここで翼も未来たちと同じスタートラインについた、と。

迎えた本番のライブ。
未来たちが3・2・1のカウントダウンから舞台上に跳び上がる一瞬のシーン、あれがもう、ほんと最高! スローモーションで流れる視界に飛び込んで来る輝きに埋め尽くされた世界。百合子が、春香が、目を輝かせて語っていた光景を8thメンバーが始めてステージから目にしたのがあのときなんですよね。しかし新人たちが感慨に浸れるのは刹那の一瞬のみ。あとは怒涛のように進んでいくライブの臨場感が堪りません。

そして選曲の話。
毎度意外にして絶妙な選曲で我々の度肝を抜いてきたミリアニでしたが今回のパフォーマンスアクトはアイマスPなら知らぬ者は居ない代表曲”READY!!”。

置きに行った?
いやいやそんなことなかったでしょう。

”ALREADY!!
WE’RE ALL LADY!!”


ここでガッツリ未来たち劇場組が抜かれてたじゃないですか。

”ALREADY!! WE ARE ALL LADY!!“は”ALREADY!! WE’RE ALL READY!!“。長らく続いてきた劇場組のバックダンサー修業がこれで終わり、『私たちはもう全て準備が整った』。それを告げる”READY!!”なんです。

物語最大のクライマックス、765ライブ劇場開演はもう目前です。

→ テレビ放送後の感想延長戦・第9話

続・ミリアニとミリシタのスケジュールをざっくり合わせてみる

先日の話の続き。

※今日は全部ミリアニネタバレです。

ミリシタのANIMATION STAGEイベントは”毎月開催”という話をすっかり失念しており、コメントで指摘をいただきました。ありがとうございます。じゃあ10月は下旬がMC01で確定してるんで上旬がANIMATION STAGEイベントなのは決まりなんだなあ・・・。

前回作ったカレンダーを再度持ってきてまいりまして

さて改めて10月と11月のテーマ曲どうすんだろうねと首をひねっていたら、これまたコメントで実に素敵なアイディアをいただきまして、それが「11月のANIMATION STAGEで原っぱライブ当日にASのライブに参加していた5人(可奈・志保・千鶴・朋花・亜利沙)視点で原っぱライブの裏のASイベントを描く」という案。

AS既存曲でイベントやる理由も出来るし、今上位報酬期間が空いてしまっている亜美を持って来ることもできる。第5話の裏で上記5人がASのイベントに出ることは第4話で既に触れられていてTV放送前のネタバレにもならないし、何よりアニメ中でもリアルタイムでも裏で別イベントを開催することになるという熱い展開。

10月上旬を”セブンカウント”、11月上旬を原っぱライブ裏イベントで埋められれば、後はミリシタの方が追いつかない勢いで個別ユニットラッシュが来ます。・・・あれ?これ完璧な回答じゃね?と心奪われておりました。実現するかどうかはー・・・本当にこうなったら楽しいなあ!ということで。

せっかくなので既存曲を完璧な劇伴に持ってくる天才DJ・源Pにあやかって、仮に本当にここで既存曲のイベントやるなら何持ってくるかな?なんてことまで考えていました。

まだ駆け出しの劇場組アイドルたちが、今このとき遠くの別のステージで頑張っている仲間たちへ送るエールみたいな曲、うーん・・・。

”もっと輝きたい もっと 夢 描きたい
shy→shining girl 駆け上がるよ keep on smiling

小さな夢抱えてた 不安と一緒に
仲間と手を取って 歩いてきたんだ

「いつも 応援してる」その優しさが 私に勇気くれるよ

もっと輝きたい もっと 夢 叶えたい
shy→shining girl 可能性が 今現実になって
どんなときも みんながいてくれる
遠くまで 届けと願い 歌うよ our song”

というわけで個人的に選ぶなら”TOP!!!!!!!!!!!!!”同様に”M@STERPIECE”のAS曲となる”shy→shining”を挙げたいなと。

ステラステージのMVでは特にバックダンサーが入る余地が無かったり、膝立ちモーションってミリシタでも出来るん?と思ってしまったり、割と最近の曲だけに技術的に凝ったところも多い曲。

再現できるかやや疑問なんですけど、まあこういう展開になったら面白いよねってネタとして見ていただければなと。

しかし今時のソシャゲ熟練兵の方々からしたらテレビでやった内容を即ゲームに反映なんてそこまで珍しい流れじゃないんでしょうねえ。

自分の場合比較対象が10年以上前のアニマスしかないもんで「当時はここまでリアルタイム感のあるゲーム連動要素なんてなかったよなあ、さすが現代!」と時代の違いを愉快に味わっております。

ミリアニとミリシタのスケジュールをざっくり合わせてみる

早く書かないと忘れちゃうからとひいひい言いながらミリアニネタバレ解説シリーズを書いているうちに全部扉が開いてしまった例の予告からの次回ANIMATION STAGEイベント曲。

まあ初回みたいな予測不能パターンの可能性を除けば”セブンカウント”との二択じゃねとは思ってたら、やはりこっちかというわけで”Rat A Tat!!!”でした。

しかし謎メンバーの時点でもしかしてと思ってはいたものの、本当に39人歌い分け対応とはやってくれますねえ! 新規Pにこのあたおか仕様を初手でぶつけるのはとても重要。

※ここからはミリアニネタバレを含みます。

M@STERPIECEイベント発表の時から「今ANIMATION STAGE始めちゃうとせっかくSNSでネタバレ回避してても結局ミリシタ内でアニメの内容ネタバレすることにならない?」とちょっと首を傾げてたんですけど、”Rat A Tat!!!”イベントはエミリー他4名を中心に、彼女たちがアニメ時空ではどんな経緯でアイドルになったのかが語られる感じ? これなら確かにアニメのネタバレにはならなそうですかね。

ひとまず第8話までの内容と劇中登場曲が分かったところで、じゃあこの後のアニメとミリシタの展開はどうなるんだいというのをカレンダーに落とし込んでみました。

イベント日程は適当なのでご注意ください。今さらですけどミリアニってクリスマスが最終回なんですね。

うーん、10月上旬がANIMATION STAGEだった場合、まだ第1話が放送されたかされないかくらいのタイミングなんで早くも切れるカードが”セブンカウント”くらいしかありません。雰囲気的には”セブンカウント”が第1話エンディングになるのが一番相応しい気がしますし、ひとまずここに置いてみます。

10月下旬はMC01なんで飛ばしまして、11月上旬。もう切れるカードが無くなっちゃいました。飛び道具で”We Have A Dream”を出そうにも微妙にフライングになってしまいます。飛び道具だけに。

・・・10月上旬はANIMATION STAGEじゃない仮定にしてみましょうか。ANIMATION STAGE第3弾が11月上旬になって、ここで”セブンカウント”を使えばそこから先は劇中曲ラッシュでいかように回せます。代わりに10月上旬にチューンが来て、ミリアニクライマックスの12月は上旬下旬ともANIMATION STAGEなんてプランも頭に浮かんできます。

チューンなら本命は”彼氏になってよ”。
メンバーの可憐が直前の”Rat A Tat!!!”にも参加しているのがやや弱含みポイントではありますが、まあA面の”ハルマチ女子”で上位やっていてチューンで報酬になる可能性はかなり低いんで考慮には入れなくていいでしょう。過去には”瞳の中のシリウス”で上位だった貴音がそのまま”Fermata in Rapsodia”のメンバーで連投なんて例までありますしね。

というわけで第2案がこちら。

M@STERPIECE、Rat A Tat!!、セブンカウント、各ユニット8曲で現在のストックは計11曲。シーズンパスVol.1で回るアニメ関連曲は多くて5曲ですけど多分4曲になるんじゃないかなあというのがここまでの話。ではVol.2とVol.3でまた4曲ずつで計12曲で回してみる・・・?とかなり適当に予想してみます。え、計11曲だから1曲足りない? 最終回あたりで全体曲来そうじゃね?