第6話と第7話は解説するってほど発見できたことが無くて、エラそうに”ネタバレ解説”なんて題名にしなきゃ良かったと若干後悔している今日この頃。まあ今さら直すのも面倒だからこのままいかせていただきますとボヤキから始まる第6話語りです。
クールな美少女だった紬のイメージが速攻で崩壊する回。
ならうちに泊まってきなよって当たり前のように受け入れる春日家が実に春日家って感じ。
夕食のテーブルに唐揚げが山盛りになってたのは草。
つむちゃん!キミ、唐揚げ好きなの?なんかそんな感じの声してるよねえ!
家族ぐるみでアイドル活動を応援してくれる未来の家族、前話からの引きで父親が冷たい言葉だけを放って去って行った静香の家との対比が再び意識されます。
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未来と紬がキャッキャしている頃、劇場のロッカールームでは静香が志保から声をかけられていました。
まだほとんど会話したことが無いであろう相手に志保の方から話しかけるというのはちょっと珍しい気がするんですけど、これは第3話で伊織から静香が志保と似ていると言われて以来なんとなく意識してしまっていたんだろうなとぱっと思い当たるようになっているあたり相変わらず脚本に無駄がありません。
ゲッサン版なんかだと顔を合わせる度バチバチにやり合ってた2人ですが、まだレッスンが足りないからと言って1人で残った静香は余裕が無いことを強調されている一方、志保は過去作に比べ精神的にかなり余裕があるぶん静香との接し方もかなり異なったものになっています。
焦っている理由についてお父さんに認めなければならないと説明した静香。先輩である志保は”お父さん”という単語にわずかに身じろぎした後、アイドルならばまずファンの方を向くべきだと指摘します。ムビマスの頃の志保ならアイドルなめてんのかといきなりキレててもおかしくないところ、冷静にアイドルとしてのあり方を諭す姿に「いやあ志保ちゃん、大人になったねえ!」と声を掛けたくなってしまいそうになってしまいたくなるのも束の間、なあああああんで最後煽っちゃうかなああああああ!!!
・・・なんてずっこけてみたりして。
「例えどんな態度であろうと”自分を見てくれる父親”という存在がいること自体羨ましい」っていうのが志保の本心なんですよね。それに静香は猛反発しているものの静香の父は決して娘を全否定するだけの親ではない。静香と話しているうち、志保なりになんとなくそのあたりの事情まで察せてしまった結果「歌もダンスもまだまだなんだから」と激励半分やっかみ半分の言葉を言いたくなってしまった、そんなところでしょうか。
ほんと見てるとニコニコしてきちゃうよね、この2人の関係性。こんなこと当人たちに聞かれたら最後懇々と説教されそうですけども。
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そして志保にはもう一人、言いたいことを思ったまま言える大切な仲間が。
少し時間が飛んでTeam1stのお披露目直前。黒猫のぬいぐるみに向かって一人父親への思いを募らせる志保。そこへひょいと顔を出す可奈。
感傷的になっているとき不意にあの明るくて屈託のない可奈の声が聞こえてくるとめちゃくちゃ心に染み渡るんだよなあ・・・という思いがよぎったのはあのシーンを見た瞬間に自分の頭の中で傑作CDドラマ・MTW16のラストシーンが重なったから。
あの笑顔に一番救われてきたのは間違いなく一期生として共に艱難辛苦を乗り越えてきた志保でしょう。ほんの短いやりとりですけど、志保にとって可奈がどんな存在なのかを最良の形で切り取っていると思う個人的に大好きなカットです。
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翼-歌織組は他の組ほど大きく扱われなかったものの、翼が軽い感じでアイドルになった理由についての話題を歌織に振ったところ、歌織は真っ直ぐ翼を見つめて理由を答えていたシーンが印象的に描かれていました。
歌織の話以外にもここ数日で翼は、父親に反対されながらもアイドルを続けたいと涙ながらに語る静香や、自らやりたいと発案した原っぱライブを見事やり遂げた未来など、仲間たちが全力でアイドル活動に打ち込む姿を前に自分との意識のズレを感じ始めています。
このあと美希にそこを指摘されることになるのは既に公開されている第3幕予告のとおり。センスはピカイチの翼がさあどう化けるでしょうか。
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遂に劇場組39人のアイドルが出揃った回のラストはTeam1stのお披露目ライブです。もうね、圧巻。
アニメらしい見得の効いたカットに、ミリシタそのものの荒ぶるカメラワーク、これこれこれだよ!俺が見たかったのは!!
並々ならぬ手間が掛かっているであろうことは容易に想像できるだけに全ユニットにこのライブシーンをくれとはなかなか言いづらいんですけど、あれだけのものを見せられてしまった後だと3rdと4thに同じレベルのライブシーンがなかったのにしょんぼりしてしまったのも事実。第3幕ではえっぐいの!期待してます。
→ テレビ放送後の感想延長戦・第6話
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