THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!公開10周年に寄せて

祝!『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』公開10周年!!

あー、マジかー、全然そんな感じじゃ無いわー、なんかM@STERPIECEとかまだ半年くらい前の曲の気分だわー。

って、10th Act-2のお知らせタイムに全力のコール浴びるM@STERPIECEのMV配信で見てボロボロ泣いたのとか、イベントでボコボコに殴り合ったのとか普通に半年前だったわ。全然過去になってないやんけ。

あの時にもちらっと書きましたけど、OFAやスターリットシーズンに収録されているM@STERPIECEとミリシタに収録されているM@STERPIECEには決定的に違う部分があります。そう、イントロの長さです。

ムビマスを見ていたPからすると、あのピアノ伴奏のなか浮かび上がるシルエットこそがM@STERPIECE、いや、ムビマスの象徴と言ってもいい演出。しかしCS版のM@STERPIECEは残念ながらこの部分がばっさりカットされています。

何でかというと多分ゲームデザインの問題です。
詳しく語れるのがOFAの方だけなんでそっちの解説だと思って聞いて欲しいんですが、OFAのゲーム形式「自由に選択できる曲の中から1曲を選び、BPMに併せてボタンを押してスコアを競うルール」では曲の長さがそのままそれぞれの曲の”強さ”に匹敵します。

要は「ボタンを何回叩けるか」がそのままスコアに直結するため、曲が長いほどハイスコアが出ちゃうんですよね。そうするとみんな特定の曲でしか遊んでくれなくなってしまう・・・なのでOFAに収録されているMVは全て時間が一律に揃えられています。

昔いろいろな曲をいろいろな組み合わせで録画しては保存してたから気づいたこの事実、録画ファイルの頭出しだけしてそこから何分何秒切り出してねってツール使うと全部綺麗に切り出せちゃうから一応便利ではありました。

まあ実際にはハイスコアに最適なBPMっていう要素なんかもあって、結局OFAでよく使われる曲は偏ってしまったんですけど、そういう縛りがあったためOFA(やそれを流用したスターリットシーズン)のM@STERPIECEからはあの象徴的なイントロが無くなってしまいました。

一方、ゲームデザイン上曲の長さに制限が無いミリシタは初期からMVの長さがバラバラです。ミリシタ開始当初に自分がオリジナリティを強く感じた要素の一つがこの「曲の長さ」という縛りから解き放たれた演出の自由度。ミリシタ最序盤に2:45というとんでもない長さのMV・”昏き星、遠い月”が実装された際には、「やっとやりたいようにMVが作れる!」という作り手のモチベーション爆発すら勝手に感じ取っていたりもしました。

運営としてもCS版であのイントロを切ってしまったことには忸怩たる思いがあったのかもしれません。そして満を持してミリシタに実装されたM@STERPIECE、そこには見事フル尺のイントロが復活していたのです。

もはや伝説の1ページとなったシーンの華麗なる再現。ただ、ひとつだけ違うのはステージ上のシルエットが13人なこと。

これだけでもムビマス当時からのPには涙の止まらない光景だったのに、あの演出がミリアニ第1話のライブシーンに踏襲されムビマスとの架け橋になってゆく。

ミリアニ先行上映第1幕が始まった正にその日に開催となったM@STERPIECEイベント、そこから続く輝きの向こう側の世界は、あまりにも熱く眩しいものだった。

自分にはミリシタがどでかい花火を打ち上げるたびにいつも願っていた夢がありました。

ムビマスの頃のアイマス界隈も大好きだったからこそ、当時の同僚たち全員に彼女たちの”今”を見てもらいたい。あのとき到達点だったM@STERPIECEは今や新たな物語の礎となり、さらに美しく花開いている。この姿をもう一度あの頃の仲間に目にしてもらいたい。

奇跡のような出会いに恵まれた今、異次元フェスのラブライブ界隈、東京アニメアワードフェスティバルアニメファン投票のアイドリッシュセブン界隈、これらの反応の中にかつての同僚の声を見つけるたびに夢が叶った思いで幸せ一杯になっています。

もちろんミリオン/アイマスを今回初めて見た人にもミリシタを存分に楽しんでもらいたい。この時のために用意した記事の数々が少しでも役に立ってミリオン界隈への恩返しに繋がればなというのが、とあるちっぽけな一プロデューサーの願いです。

全く想像もしなかったような幸せが山盛りになってやって来てくれた『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』から10年後の世界。

夢を初めて願って 今日までどの位経っただろう ずっと一日ずつ繋げよう

この歌詞が10年経ってより一層重く、深く響くようになったのはコンテンツを支える全ての人々の努力があってこそ。

まずは祝おう。そしてまた歩きだそう。今日からまた次の10年の始まりだ。

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