みりしたらぼの中の人が”961 PRODUCTION presents『Re:FLAME』” に参加したときのライブレポート。おっさんがノリだけで書いてる自分語りばっかの感想文です。
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【目次】
管理人、ASライブにも行ったことがない
京都現地入り~開演まで
爆音と周囲のPの練度に震える初回公演『Re:MEMBER/MOON』
入場前から驚きまくりの第2回公演『Re:SIST/STAR』
ラストで崩れ落ちた最終公演『Re:FRAME/SUN』
あとがき
そもそもアイマスのリアルイベントというものにおよそ参加したことが無かったくせに、何を思ったのか突然ミリオン10thライブツアーAct-2&でらますに参加して一瞬で脳を焼かれ、続くミリアニ劇場公開で各地の映画館へ通い詰めることで更にこんがりと綺麗に焼き上げられた筆者。
そこからアソプレに加入してAct-4のチケット争いに参加、現地ではHOTCHPOTCH FESTIV@L!! 2開催の特報に周囲と入り交じって驚喜するようにまでなるという道のりは自分でもびっくりするくらい分かりやすいものでした。
まあそんな感じの来歴なのでASのライブというものにも今まで行ったことが無かったのです。自己紹介欄には「765プロ勤続年数がひびたかよりちょっと長い」とか書いてあるにも関わらず、行ったことが無かったのです。
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別にそれを後悔したことは今まで無かったんですけど、今年3月に地元から割と近い群馬・前橋でxRライブ『はんげつであえたら』が開催され、内容が2018年から続くxR技術を使用したライブであったことに加え、世界観もアイドルマスターの分厚い歴史の上に構築された圧倒的濃度のものだったと後から知った時、このライブに参加できなかったことをちょっと後悔しました。
スケジュールが合わないなか、どうにか現地に駆けつけてCDだけは買って帰ったんだけどねえ・・・。
その時思いました。
この先また開催されるであろうASのxRライブ、どこかで1度は現地参加しよう。もしかつて開催されていたDMM VR THEATER時代に夢見たプロジェクトフェアリーのユニットxRライブが実現することがあったら、あらゆる努力をしようと。
それから約2ヶ月後
❖━━━━NEXT LIVE━━━━━❖
2024.8.24 -8.25
ROHM Theatre Kyoto Main Hall
❖━━━━━━━━━━━━━━❖━ARTIST━
Miki Hoshii
Takane Shijou
Hibiki Ganahahttps://t.co/T7Sw5V0qwc pic.twitter.com/9fDsshb1No— アイドルマスター公式 (@imas_official) May 28, 2024
いや、早いよ!!
しかも8月の京都かよ。暑いよ、遠いよ、絶対宿代高いよ。
今度はパフォーマーが3人、かつ『はんげつ』の評判を聞いて自分みたいに心変わりしたPが大勢いることを考えるとチケット争奪戦になるのも明白。
うーん・・・。
ただね、自分はここまでのライブ参加を通して学んだんです。「ライブとはアイマスを愛するPたちのお祭りなのだ」と。祭りってのはね、非日常を楽しめる奴が、後先考えずにとにかく夢中になれる奴が勝ちなんすよ。ま、Act-4抽選のときのアソプレ期間まだ生きてるし、ひとまず3公演通しだけ申し込んで当たっちゃったらあらためて色々考えよう。
・・・おい、当たったぞ・・・。
ライブに限らず大体どこへでもマイカーで行く主義。
せっかく京都行くならついでで見たい場所は山ほどあるからね!というわけで当日は午前3時半に家を出発。
途中土建マニア憧れの地、滋賀県甲賀市のMIHO MUSEUMを訪問。
同じく新名阪のトンネル抜けるといきなり出てくる変な橋こと近江大鳥橋を訪問。
お断わりが後からになって申し訳ありませんが、うちのライブレポはアイマス無関係の土建ネタが挟まるのが通常営業です。
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14時半に現地到着。既にすごい人だかり。
まずはこれだけは確保しておきたかった会場オリジナルCDを買いに走ります。
なんか待ち時間ゼロであっさり買えちゃいました。
じゃあダメ元でグッズの物販にも並んでみるか。
この世の中にアイマスのグッズってどれだけあるんだろう・・・と列に並びながら周囲を眺めつつしみじみと思う。今回は961プロのライブってことで765のロゴ入りグッズは憚られる雰囲気があったりするのかなと勝手が分からず若干ビビり気味で行ったものの、現地で目にしたのは過去のあれやらこれやらPたちの間で語り継がれる様々なライブのロゴ入りTシャツ&謎グッズの数々。わーここアイマスEXPOの会場か、違うんすか。
それからミリオンライブのグッズを持ったPも結構見かけました。自分は茜ちゃんトートを持ち歩いてましたけど、紬のなんなんトートも見かけましたし、美也の鯛エビさんトートも見たなあってくらいのバラエティーの豊かさ。あと遠目から見ただけなんで定かじゃないんですけどヘルメット&つなぎ姿の麻城建設社員の方もいたような・・・。
山の方にカメラ向けてる人がいたんで何かあるんか?と振り返ってみると
GoogleMapを開き、ああこういう立地なのかと納得する。それで貴音がMCのとき五山の送り火、いわゆる大文字焼きに触れてたのね。
グッズ物販は1時間半並んでようやく購入。欲しかったタオルが買えて一安心でしたが直後に品切れの報、入手できなかった人のことを考えると素直に喜べないなあ・・・。ついでにこれのせいで見たかった観光スポット2個くらい潰れてんだ。なにか事情があったのかもしれませんが事前物販無しはもう2度とやめてな・・・。
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さらに時間が下ってようやくの館内入場。
失礼ながらもっと凡庸な見た目の地方の市民ホールみたいなのを想像していたたため、4階まである迫力のある景観にまず驚き。ライブが始まってみれば音も良く響く素晴らしいホールだと感じました。
場内撮影禁止で会場の様子をお見せできないのが残念・・・と思ったけど配信のスクリーンショットは転載OKなんでしたっけね。
スクリーンショット1枚目が客席のシーンのライブレポって多分あんま無えぞ(一応モザイク掛けておきます)。
今回ホール関係でただ一つ残念だったのはチケット需要とキャパが釣り合っていなかったこと。ではどうしてもっと大きな会場にしなかったのかといえば、思い当たるところが2点あります。
ロームシアター京都の座席数は2005、前回のベイシア文化ホールは1997。
調べてみると定員が2000人前後のホールというのが全国には相当数点在しています。エンタメ界では2000人サイズのホールというのがなんとなくの規格になっていて、それに合わせたライブ機材や演劇セットがあれば色々な巡業先で使い回せるという流れが(単なる自分の想像ですけど恐らく)ある。xRライブの設備やスタッフの規模もこれに添って決められているんだろうなということ。
そしてこの2000人サイズというのは目下バンダイナムコが渋谷に建設しているホールの規模ともぴったり一致します。ASの全国行脚で培われた経験を元に将来的に様々なコンテンツでのxRライブ展開を自前のホールで行うっていうのがもちろん視野に入っているんでしょうね。
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本日の席へ着席。
・・・やらかしました。声掛けられてチケット確認したら間違えてました。遂にやってしまった。赤っ恥で平謝りして正規の自分の席へ移動。
既に周囲のPさんたちが今日のセトリなどの予想で盛り上がっていて、すぐに輪に加わらせていただく。ただ、ちょっと会話しただけでもすぐ分かるくらいこの人ら・・・濃い!これがASライブの空気感か!
レーベルがどうとかとか、その曲はいついつやって以来来てないとか、自分の茜ちゃんトート見て「あれ?ミリオンライク展行ってこられたんですか?自分も朝一で見てシュウマイ食べて新幹線飛び乗ってきましたよ!」とか。紛らわしくてすいません、これ事前通販で買ったやつです、行けてないです・・・。
今回の会場、前方スピーカー近くの席になると肌が震えるほどの爆音だったんですけど、それに劣らず周りのPのコールがとにかくでかい、そしてブレない。配信だとうっすら聞こえてる程度のコールも今日の会場たった2000人なんて嘘だろってくらい後ろからの声が聞こえてくる。
初手”オーバーマスター”前奏コール、2曲目”マリオネットの心”で入れられる「マリオネット!!!」の声のデカさに「これがASのPか」と感動。練度がね、ほんと桁違いなんです。
本当に驚いたのが3曲目で美希が”目が逢う瞬間”を歌い出した時で、始まった途端に前席で青いライトを振り出すPが何人もいて自分なんかはそれを見てやっといま何が起こっているか悟るっていうね。こういうとんでもない体験が出来るから現地は面白い。
そんな歴戦のPたちを持ってしても全く予想不能な今回のセトリ。もうみんな曲が始まる度に「マジで!?マジでこれやんの!!?」連呼して本当に嬉しそうに「えええええ!?」叫んでたのが印象的でした。
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Re:MEMBER/MOONで個人的に一番思い出深かった後半ソロコーナー。
美希の”Nostalgia”。
出だしの目を瞑って指を上げるところ、なんか強烈に記憶に残ったんだよなあと帰宅後にOFA版を確認してみると
おー、やっぱり目を閉じてない。
現地だとカメラアングルというか観客の視点が固定になるため、指先を見つめる視線を上から撮ったOFAの振り付けだとインパクトが再現できません。なので正面から見ても映える長時間目を閉じるモーションに変更になってるんでしょうね。各所にこういう滅茶苦茶細かい調整が入っていることが窺えます。
響の”DREAM”。
意外って声が多くて「あれ?世間だとそんなイメージ?」ってくらい個人的には響の歌唱イメージが強い曲。OFAで響センターにして使いまくってたからとか、自分の印象が過去ライブに左右されてないからとかの都合。しかしこれもOFA版のモーションが既にあるのにわざわざハンドマイク持ったモーション新たに用意してんですよねえ。
貴音の”ふたつの月”。
これはね、現地の演出が本当に凄かった。配信映像でも周囲の白いスポットライト浴びて衣装や髪が光ってますが、あれをxRステージでやると実物のライトの動きに連動してディスプレイ上の貴音に当たる光の反射が変わるんです。激しく動く振り付けが無いからこそ出せる迫力、現地で見ないと分からないって言うのはこれだったんだなあと。
そしてここまでで語ったとおり、これらの曲はアイドルマスターワンフォーオールに縁深い曲。特に”Nostalgia”と”ふたつの月”は最終盤の切り札になった曲です。ステージの上のアイドルの向こうに感じざるを得ない961プロ最強のアイドル・玲音の影、これがxRライブの『思想』ってやつか!
とはいえ同じ列に並べるなら響のソロは”Pon De Beach”のはずなんですけど、さすがに961プロライブの雰囲気には合わなくて外されちゃったかあ・・・というところまで隣席の皆さんと話していたんです。・・・このときは!!なんてところで初回公演は終了。お疲れ様でした。
当初の懸案事項の1つだった京都のホテル価格は会場から車なら滋賀県は余裕の範囲内と後から知り無事クリア。
2日目の午前は比叡山延暦寺を参拝。今日は物販無いから気楽で良いねと余裕の表情で会場へ向かうと・・・なんかすごい渋滞。嫌な予感。SNSで最寄りの駐車場の名前を検索してみると・・・イベント被り発生、満車で空き待ちのP多発ですと・・・?
大慌てで周辺の駐車場を見つけるもあっちも満車こっちも満車、ええとあとは・・・南禅寺前にも駐車場がある?あそこからなら歩きでも問題なし!どうか空いていてくれと祈りながら向かってみると・・・空きあり!危ねえええ! 開場直後に余裕の到着のはずが開演10分前に汗だくの到着でした。事前に駐車場のキャパまで調べて500台なら余裕だと思ってたのにこれだから都会は怖い・・・。
出だし、ソロ一発目でドラムの高速連打が鳴り響いた瞬間にボロ泣き。
”炎ノ鳥”、聴けた!!
フラワーガールから始まった貴音の持ち歌が遂にここまで来たかと感動したMA4曲。変幻無限に変容する演出を背景に強烈な緩急を付けたロックサウンドがステージを駆け抜けてゆく。かっけえ・・・マジでかっけえ・・・。
そして!第2回公演のヤマ場はなんと言ったってここですよね!!
Rebellion!!
イントロが流れた瞬間の絶叫とこれまでにも増して2周は輪を掛けてでかいコールは流石に配信にもガッツリ入ってましたねえ。
訓練され切ったPたちは公演のエンドロールに日本コロンビアの名前があってランティスの名前が無いことに初日の時点で気づいていました。
初回のセトリがコロンビアレーベルの曲で固められていたこともあり、まあ仕方ないっすよねえ・・・と各々自分に言い聞かせるように語り合っていた昨日の終演後の退場待機時間。いや、やるんかい!!
最高のサプライズ。
そしてミリシタ実装以来ずっとライブで実際に参加することを夢みていたこの演出、真実の!赤!
なんだかんだ言いつつ一縷の望みは決して捨てなかったPたちの見事なライト操作、みんな、みんなこの瞬間を待っていた!!
間奏、満面の笑顔で会場を煽る響。
完璧だ!本当に完璧なステージだ!
続く貴音の”聖炎の女神”。
”炎ノ鳥”から続いてあんなにボーボー火を出せるのもxRライブならではだよなあと見入っていたら、後から見た配信は更にとんでもない大火災になっていて草。
こういう照り返しの表現は惚れ惚れしますね。
会場で見ていると貴音のパフォーマンスは後半ペンライトを振る手が止まっちゃうPの割合がやたら高かった気がします。やっぱねえ、見入っちゃうんですよねえ。
そしてまた来たランティスレーベル曲!美希の”Marionetteは眠らない”!
ミリオン10th Act-4 Day1でMachico・翼が愛美さん・ジュリアとぴらみさん・麗花の実力派2名を両翼に従えアッキー・美希不在の穴を埋めた。今やミリオンの大エースに成長したMachicoの姿を強烈に印象づけたパフォーマンスが記憶に新しいところですけど、美希のパフォーマンスはそんな自分のようなPの目をもう一度強くこちらへ引き戻させるもの。
どれだけ後輩たちが追いかけてこようとも間を詰めさせるつもりなんて全く無い。向こうが3人でもステージを作り上げるというなら自分はたった1人でも同等以上のものを作り上げてみせる!
Marionettes never sleep!!
ASの矜恃を見せつけるかのようなステージに再び大粒の涙が。
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第2回公演終了後、再び土建マニアのターン。
何故来たことも無いこの地の南禅寺周辺の土地勘があったのかというと
近代京都発展の礎となった琵琶湖から京都市街へと至る用水路・琵琶湖疎水をこの合間時間に見に行こうとあらかじめ下調べしていたからだったのでした。
この川みたいに見える水路の水、全部明治以降に人の手で導かれてきたものだって思うと惚れ惚れしますよね、ね!
3たび会場へ向かいまして本公演最後の席ガチャ。
イヨッホホホホ!!
やりました。ほぼ最前。最後の最後で遂に来ました。
今回のライブ会場ってこんな感じでステージ上のディスプレイに映る3人を各々の席から固定視点で見る形になっています。配信みたいにカメラが動いたりはしないのね。で、ディスプレイの上下左右や手前の骨組みにスポットライトやレーザーライトの機材が無数に付いていてそれが曲に合わせて自在に動き、ライトが内側に向くとアイドルたちに当たる光の反射にもそれが反映される、と。
3列目からだとステージは見上げるような形に。そしていざライブが始まるとスポットライトやレーザーライトの光がバンバン頭上を抜けていくんですよ。スモークの中を走る本物のレーザー越しに見えるアイドルたちのパフォーマンスの実在性といったら、夢か幻かなんてレベルじゃありません。
「この手前の光が現地だと実物」って言えばそのヤバさが分かるっしょ!
今なら自分もはっきりと言えます。xRステージ、是非一度はその目で体験してください。
冒頭のメドレーはいずれも響と貴音が初めて世に出た作品『アイドルマスターSP』でプレイ可能だった楽曲たち(のリミックスを含む)。このタイミングでこのメンバーの”キミはメロディ”が聴けたことにも驚きましたけど
滅茶苦茶驚いたのがこの歌マスの振り付け、もうミリシタなんかじゃ使われてない過去のやつが取り入れられてるやん!ほんっと細けえなあ!!(歓喜)
続きで驚いた”Pon De Beach”、やらないと思ってたらこれもやるんかい!!
身体に染み付いているリズムをただただ思うままに声に乗せるだけでコールが完成する、ここに集ったPなら皆そうだったでしょう。何度も煽られ何度も「オーオーオー」と声を合わせる、楽しい。実に楽しい。
”TRIAL DANCE”やったからやらないと思っていた”Next Life”
”ショッキングな彼”やったからやらないと思っていた”Day of the Future”
みんなやってくれている、見たいと思っていた曲たちが大歓声を浴びている、ずっと溢れ出し続ける涙。
アンコール締めの一曲、『はんげつであえたら』では”VOY@GER”を抜擢してPたちの度肝を抜いたxRライブ。今回の選曲は何が来るだろうと、周囲のPたちとずっと話題にしていた最後は
まさかまさかの”Colorful Days”!!
961プロを象徴する”オーバーマスター”とCD同日発売でこちらは765プロの象徴、正真正銘の対極にあるこの曲がifの世界を締めくくる。我々の知っている3人とは何かが違う3人が961プロライブ終演と同時に姿を消し、我々は再び765プロの美希・響・貴音の姿を見続けることになる・・・言われてみればこの曲以外での締めはあり得ない。というところまで全部一発で理解して深く頷いたであろうPたち。
エンドロール、アイドルマスター20周年記念ロゴが映ったところで一際大きく挙がった歓声と拍手、これこそがこのコンテンツが20年もの歳月を生き抜き、繁栄してきた原動力。今回その末席に加わり声と拍手の一部となれたことに幸福と感謝を感じながら会場を後にしました。
京都まで来て、このライブに参加できて良かった。
しかし終演からこっちずっと頭がふわふわしていて本当に幻を見せられたような不思議な気分だなあ。
さてまあそんな感じで、とにかく異質で濃密な夏の夜(と昼)の夢を見て参りました。
xRライブシリーズって「参加Pがとにかく濃い」とか「クリエイターの思想がひたすら強い」って評判を聞くと思うんですけど、そう聞くと「にわかの自分には敷居が高いかな?」って思っちゃう人、きっと多いですよね?
今回実際に参加した感想を元に言いますと、敷居、高いです。
もうね、いまどき背景にコールガイドが出るくらい参加者に優しいライブもあったりするなか、配信で見てても曲名テロップすら出ないっていうのが端的に現しているとおり。イントロが流れた瞬間に誰の何という曲か、歌詞はどんな内容だったかはもちろん曲に付随するエピソードや、前の曲から続く意図なども読み解かなくてはならない造りのライブなんです。自分もこのライブに向けてずっと過去作品の復習を重ねてきたつもりでしたけど、現地でお会いした同僚たちの知識と熱は本当に半端なくすごいものでした。
ただ、「だからやめときな、配信にしときな」と言うつもりはありません。
次のライブが担当の当番回だったら、「絶対に現地に行く」と決めたなら、そのときは担当の持ち歌全部と代表的なユニット曲を聴き込んで、できればWikipediaなりニコニコ大百科なりで基本的な周辺情報を抑えて、「とにかくこの曲だけは聴きたい!」という情熱を持って参加してください。
にわかなのにライブに来た? そんなに一気にアイマスのことを好きになってくれたの? そのうえライブにまで来てくれたの!? すごいことじゃないですか! 自分はPになってから初めてライブに参加するまでものすごい期間掛かっているぶん、ライブでそういう人と出会うたび、尊敬と感激が湧き上がって来ます。
わかんないことがあったら周りのすごそうな人に聞いてください。マジでみんな大喜びで教えてくれます。今回自分だって過去ライブのことがさっぱりであれこれ聞きまくってましたし、そういうところから会話が弾むのもまたライブならではの醍醐味ですから。
「自分、○○のPです!今日はこの曲を聴きに来ました!」
なんだかんだ言いましたけど、結局これだけ言えれば大丈夫です。ただASxRライブに限ってはとにかく愛が重いコンセプトなので、ちょっと覗いてみようみたいなノリで行くと敷居高く感じるんじゃないかなと。
一方「あれやって欲しい」っていう期待にも本当に全力で応えてくれますから、もし担当回が来たその暁には「情熱だけは負けない」、その気持ちで挑んでください。きっと素晴らしい感動が待っていると思います。
この濃厚さ、並のコンテンツじゃやろうと思ったって到底実現できないでしょう。それが出来てしまうのもまたアイマスの懐の深さ。気軽に参加できるライブが別にあるからこそのもう一つの選択肢として、このコンセプトのシリーズもたくさん続けていって欲しいなというのが個人的な希望と感想です。
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「ひー、ひとまず大変だったけど本当に面白かったよー」と車に戻り、ひとまず今日最終日だったイベントを仕上げるためミリシタを開くと目に飛び込んでくるギャル姿のアイドルたち。
あー、一気に”現実”に帰ってきた気分。この安心感、今の自分にとっては本当に劇場が家になったんだなあと感慨に耽りながら長い帰路についたのでした。
おわり。
長文お付き合いいただきまことにありがとうございました。
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