細かすぎて伝わらないミリアニ感想第3話延長戦

細かすぎて伝わらないミリアニ感想第3話分です。

第3話で登場する765プロ劇場組の面々。

改めて何故よりによって・・・なメンバーで草。
とにかくやりたい放題なアイドルたちと振り回されっぱなしの源P、頼みの新人事務員・美咲もどこかズレていて・・・と、ただただ頭を抱えるばかりの描写が続きます。今後に向けた仕込みってやつですね。

一方キレのいいツッコミをあちこちで見せたりと立ち位置がアイドルにかなり近いのが源Pの特徴。「アイドルと一緒に進んでいけ」というチーフのアドバイスは大雑把ではあるものの、後輩の長所とその生かし方を的確に見定めておりプロデューサーとして確かな目を持っていることがさりげなく描かれています。

「うーん、こういうのも社長さんが大事にすべしって言ってた自主性なんですかねえ?」

無断発注されたグッズが文字通り山になって届いてもこのリアクション。この新人事務員、やはりかなりの大物・・・。

なお社長が言ったという自主性云々の台詞はアニメ前を描いたミリシタイベントコミュに実際に登場します。

※ANIMATION STAGE “M@STERPIECE”より

直感を大事にするプロデュースという点で社長と茜は大いに通じるものがあり、こういう茜のことを社長は叱るどころかめちゃくちゃかわいがってそうなんですよね。

「ぺたっ!」

茜ちゃんステッカーを見た瞬間に「カワイイ!!」と歓声を上げ、胸に貼ってもらうと思わず笑顔になる美咲。

No Make!でも貴音がさりげなく1束持ち去っていたり、アニメ内でもリアルでも既に大人気の茜ちゃんステッカー。まだデビューしてもいないアイドルのグッズを作るなんて事前に相談しても間違いなく通らなかったろうに、結果はきっちり残すから怒るに怒れなくなってしまう。やりたい放題なくせに突いてくる場所がとにかく絶妙なのほんと茜ちゃん。

ただな、作りすぎなんだよ。

「春香さ・・・ちゃん!」

伊織の台詞で、先輩から同僚になる春香を”春香さん”から”春香ちゃん”へ呼び変えるため努力中なことが窺える可奈。これってムビマスの時ファンから先輩になる春香を”春香ちゃん”から”春香さん”へ呼び方を変えたのと逆のことやってるのか・・・と気づくとこのシーンの深みが一気に増します。

まあ、ミリシタの可奈は”春香さん”呼びなので結局定着しなかったみたいですけど・・・。

「そりゃ偶には来るよ」

ワンカットでめちゃくちゃ沢山のことを説明してしまうシリーズ。
「チーフは劇場運営や劇場組アイドルのことについては基本ノータッチ」
「とはいえ源Pや劇場のことを気に掛けるのは当然だと思っている」
「チーフはチーフで忙しい=ASの活動は順調」
このへんのニュアンスがぎゅっと詰まってますよね。チーフの顔を見た源Pが「チーフ、来てくれたんですね!」と明らかにテンション上がりまくってるところも見逃せません。

「もう作ってるんだなあ、こういうの」

茜ちゃんステッカーを見て感慨深げに呟くチーフ。
そういえばこの人ってアイドルをゼロからプロデュースしたこと無いから意外とこのへんの段取りには疎いのかなあ・・・というところに考えが至ります。

「ダメダメ、まだ危ないから」

ヘルメットを被れという重箱の隅をつつく指摘に重箱の隅をつつく反論。
工事中のステージに上がろうとした未来たちがわざわざ「まだ危ないから」と言って止められるのは、逆に言えば今いる2階席はもう工事が終わっていて危なくないということ。

というか”シアターステージはまだ作業中で危ないから立ち入り禁止”ってちゃんと貼り紙に書いてあるのよね。面倒くせえ風潮にちゃんと先回りして保険を掛けてあるのはいかにも今のアニメ・・・ではあります。

「百合子ちゃんはどうですか、何かありませんか?」

百合子に発言を促す際、わざわざ自分の視線を下げるまつり。
相手に何らかの反応を促すとき顔をのぞき込む仕草をすることがありますよね。このシーンでは百合子だけ少し上の段に立っているためこんな仕草をしなくても百合子の顔はのぞき込めるんですけど、それでも敢えてまつりは視線を下げて百合子の顔をのぞき込んでいます。

本来まつりは百合子のアシストをしているはずなのに、何か一言言って欲しいというお願いの仕草までして百合子に発言を促す。こういうところに芯からよく出来たまつりの人間性がにじみ出ています。

「ここからの景色、ステージから見える風景に似てるの。
 私、頑張らなきゃって思うとすぐに緊張して、周りが見えなくなって
 765プロASのバックダンサーをしたときもそうだった。
 でもね、ステージに上がったときに見えたんだ。
 そんな気持ちを忘れるくらい綺麗な景色。
 春香さんたちの背中の向こう側に見えた会場の輝きがとても似ているの。
 街の光、星の光、全部数えたらきっと100万よりもっとあるよね。
 でも、ステージから見る光は、それに負けないくらいずっと、綺麗で、
 ひとつひとつの光から思いが伝わってくるようで、忘れられない。」


第2話で源Pが口走った謎の概念・”ミリオンライブ”を補足してくれる百合子。
こんなにきれいなオタクの一気語り、今まで見たこと無い!・・・なんて茶化しては失礼なくらい。無限に見返せるようになってみると本当にいい台詞だなあと惚れ惚れして丸々書き起こしてしまいました。

百合子の”文学少女っぽさ”ってこの手のキャラにしては少し不思議なところがあって、インプットはこちらが何を言ってもニュアンスを把握してくれるさすがの理解力な反面、アウトプットは常に平易な表現で引用とかもほとんどしないんですよね。

亜美真美や茜といった謎にボキャブラリー豊富な子が他にいるだけに前から気になってたんですけど、このシーンはそんな百合子ならではの感性で捉えたライブの光景や目の前の景色の印象を、いつもどおりの分かりやすい言葉で語り尽くしてくれています。これだけ深くキャラを理解して生かしていくために、どれだけ脚本を練ったんだろうと映画館でただただ感嘆していたのを覚えています。

映画館でこの光景を見てから後日765プロライブシアターの場所を実際に訪れて気づいたこと

このシーンってちょっとカメラを右や左に振るだけでレインボーブリッジやスカイツリーが見えるはずなんだよなあ・・・と。

ですがこのシーンでは敢えてそれら目立つランドマークが切り取られておらず、アングルが変わったワンカットにちょっとだけ映り込む程度です。

語られているのはあくまで”人々の営みや星の輝きが集まった美しさ”、なので目を引くランドマークが映ってしまうとテーマがぼやけてしまう。

同じように輝く全ての光が特別なもの、それが百万個集まるからこそ見える美しさ。ライブ客席のペンライトもみんな同じ光り方をします。一緒なんです。

「まつりさんも、ありがとう」

ここまでずっとまつりがサポートを入れ続けてくれていたことに百合子はもちろん気づいていて、終わりのところでお礼を言います。すっとぼけるまつり。ああ!このやりとり!ほんとミリオンライブだなあ!

「原っぱ~~~~~!?」

全力でひたむきにアイドルに挑む未来が周りの皆を動かし、変えてゆくのがミリアニのテーマ。以前なら絶対こんな声を出さなかったであろう静香まで、もうこんなに未来の影響を受けています。

「原っぱ~~~~~↓」

テレビ放送の内容を4話まとめて上映する形式なため、各話の区切り目で使われた「原っぱ~~~~~!?」が連呼されることになった先行上映第1幕。Pたちもそれを承知のうえで「何回叫ぶんだあれ」とネタにしまくっていましたが、その反応すら制作陣には織り込み済みで次回予告のネタにされていたというオチ。

細かすぎて伝わらないミリアニ感想第2話延長戦

細かすぎて伝わらないミリアニ感想第2話分です。

西武デパートのSEIBUはSOIVEに変更されているのに西武池袋線はそのままという謎。

JR東日本はロゴまでそのままに描かれてますけど、このへんの基準ってどうなってるんですかね?

765プロのオーディションが「特に狭き門」という視聴者にとっても驚きの事実が語られるのと同時に目の前に立ちはだかるフェンス。

心理的な圧迫効果を狙ったのは明白なんですけど、そんな事実を聞かされてもものともせず気合いを入れ直してしまう未来の鋼鉄メンタルぶりをあらためて強調するシーンにもなっています。

もはや実家のような安心感の765プロ事務所。って、あれ!?ムビマスの頃に比べてたるき亭がお高い雰囲気の店になってる!?

さりげなく信号がLED化されているのにも時代の流れを感じますね・・・。

「明日は晴れ!きっとうまくいくよ!」

この夕日を見ながらオーディションに思いを馳せるシーンって、ムビマスのサブタイトルが”輝きの向こう側へ”になった由来である夕日を見ながらライブに思いを馳せるシーンのオマージュだと思ってるんですけど、ここで春香が「光の先・・・素敵なところだといいなあ」って言うのに対して、未来は「明日は晴れ!きっとうまくいくよ!」って言う、それぞれの作品の主人公像やテイストが象徴されてる感じがたまらなく好きです。

ムビマスでそこから連続していくシーンのラストが千早の「未来・・・ええ、そうね」という台詞で締めくくられているのはさすがに偶然なんでしょうけど、10年越しでこんなところまで別の意味を持つようになってしまうのかと思わずまた涙しました。

未来と3回ぶつかる源P。

最初の幕張メッセでは思い切りぶつかる。2回目の池袋駅ではぶつかるものの未来の手を掴む。3回目の中野サンプラザでは肩をキャッチして衝突回避。徐々にぶつかられ慣れていっている・・・?

ちっちゃい子呼ばわりされて怒るこのみさん。

隣り合わせで立ってもそこそこ身長差のある2人(このみ143cm、未来156cm)なんですけど、段差を使うことでこのみさんの小ささが更に強調されています。

「最終組の子、欠席した人がいて・・・」

グループEが最終組ってことは今回のオーディションって計14人しか受けてないんですかね・・・? まあ今回のオーディション全体をグループEって言ってる可能性もありますが・・・。

「まだ終わらないのかな・・・?」

ワンカットでめちゃくちゃ沢山のことを説明してしまうシリーズ。
「裏方仕事にうんざり」
「このシーンまでにそれなりの数のオーディションを既にやった」
「少なくとも桃子が見る限り見どころのありそうな子は居なかった」
これだけのニュアンスを一言に収めつつ、座っている席の位置で桃子が他の子たちと一線を引いていることまで伝えてしまう。さらにこのあと星梨花たちがわざわざ桃子の周りに座ることで周囲は桃子と溶け込もうとしていることも表されます。ついでにうんざりしている桃子はこの後のシーンやシナリオ展開の下地になります。

素人のど自慢レベルのパフォーマンスな未来・静香・翼。

声優陣の演技が逆に絶賛されていたこの歌唱。
これも本来の歌唱力についてはもう十分知れ渡っているという担保があるから思う存分外した演技ができるんであって、ド新人起用して初めてのガチ歌唱シーンで同じものは出せないと思うんですよ。新人に歌下手イメージ付いちゃったらその先の声優生命に影響出かねませんからね。

明らかに音が外れてる未来、緊張感ありありの静香。一方翼ってそんなに歌下手になってるか?って映画館で見たときには思ってしまったんですけど、最初の伸ばすところを適当に発声して適当に切ってしまっています。他にもイントネーションを勝手に跳ねさせてしまっているところがあったり、この時点の翼ならまあそういうことするだろうなというディレクションの痕跡が細部細部に見られます。

10年やってきたキャラの厚みを全開まで増幅して演出に生かす。まさにミリアニだからこそ出来たシーン。

映像面でも容赦なく作り込まれたステージ演出。

まず立ち位置の入れ替わりを全部画面内で描いていて、誰がいつどこに立っているっていうのが分からないカットが無いんですよ。

それでカメラワークも最初は上下左右にぐいんぐいん動くんですけど、静香が調子を落としていくのに合わせてまず上下動が無くなり、左右の動きも遅く少なくなってどんどん単調になっていきます。

とうとう足が止まり、カメラも止まる。そこで未来と翼に背中を押される静香。

押された直後の数カットはまだほぼカメラが動きません。

静香が起死回生の叫びを上げたところでようやくカメラが、ステージが一気に動き出す。
音響と合わせ技で来るこのカタルシスからの解放感、本当に見事ですよね。

で、例の幻影のシーンが来まして

これに一番驚いてるのが桃子っていうね。

ちょっとシーンが前後しちゃいますけど、この後でみんなが拍手してるなか唯一まだ茫然自失状態なのも桃子。

客席に座っているアイドルの中で桃子だけが望んでアイドルになってない子なんですよね。なので悪く言ってしまえば桃子はまだアイドルの力というものを信じていない。そんなところにあのステージを見せられて身体が固まってしまったんです。桃子が変わっていくきっかけの伏線はここでも張られてたんですね。

いちぽむ全力のらたたが終わっても誰一人微動だにできないカット。

全くの無音。
・・・なんですけど、映画館やBlu-ray版などきっちりしたオーディオ環境で再生すると背景にうっすら空調の音が入っているのが分かります。誰も何も言わなくなっちゃうと普段気にならない空調などの音がやけに耳に付く気がしてきてしまうというあれ。他に第9話などでも「全くの無音」を強調するための空調音が使われています。

そして目にした光景に誰も何も言えなくなってしまうのは登場人物だけでなく、観客席の我々も同じ。自分が映画館で初めて見たとき場内が全く同じ空気になっていて、思い出すたびあの衝撃を他のPたちと共有できてよかった、劇場公開版あってよかったって気持ちになります。その雰囲気を壊すことなく最初に手をたたき出せるところがマジAS!なのよな。


さすがの翼もこのステージの後では息を切らしているというのも見逃せないところ。

「おめでとう!」

未来と静香が合格を決めた瞬間、すかさず「おめでとう!」と言えちゃう翼。良い子!
ただ、良い子なんだけど、才能もあるんだけど、それだけじゃアイドルはやっていけません。初期値が高いことが逆に成長の機会を奪っている翼。そんな天才の壁を小さな出来事一つ一つが取り払っていくという、この物語も大好きです。

細かすぎて伝わらないミリアニ感想第1話延長戦

ミリアニ無限リピートしてると語りたいことが無限に沸いてくるのはほんとすげえなあってことで、どうしても語りたいことは解説&感想シリーズで語ったうえで、あのときカットした話や配信で見直して追加で気づいたことなどを語るおまけの記事。

本当は旧twitterの#細かすぎて伝わらないミリアニここ好き選手権タグに乗っかろうと思ってたんですが、いちいち文字数数えながら書くのが面倒くさくなったのでやっぱりこっちに書きます。

「良かったー、一生着かないかと思ったー。最初下行っちゃってー、その後あっちとあっち行っちゃって-・・・」

バイタリティだけは最初から全開に溢れている未来のキャラクターを初見に一発で説明してしまうシーン。さらに席を間違えていた静香のことを責めるどころかグイグイ間を詰めてくる鉄のメンタルも標準装備。この世界ではこれが普通・・・な訳はないことは未来が動く度にいちいちビクビクする静香の反応のとおり。

「凄く・・・眩しいと思う」

(こいつとはあんま関わりたくねえな)感ありありだった静香。しかしこれから始まるライブの話題を振られると思わずそれに乗って語り出してしまう。こちらはライブとアイドルに込めた思いの強さが溢れています。

一時停止で見て「あれ?」となった765プロ新人アイドルオーディションの案内チラシ。

”○○地方にお住まいの方のみとなります。”って書いてあります。まあ普通に考えたら”応募対象は関東地方にお住まいの方のみとなります。”かなと。寮があるのが当たり前みたいな顔して上京してきた子もいたけど、初めからそんなこと微塵も考えてなかったのねえ・・・。

オーディション組、スカウト組の区分が基本的にミリシタ準拠だとすると、唯一奈緒がレギュレーションに引っかかるようなことを明言しています。

しかし奈緒はミリアニ世界ではムビマスからの流れで候補生から765プロ入りとなっているため例外的に設定が上書きされて制限対象から外れているという、ここも良く出来てんなあ!な細かすぎて伝わらないポイント。

一応そんな条件があるなか、敢えてスカウトで引っ張って来られた北海道(壮瞥町!)出身のひなたや博多出身のジュリア、金沢出身の紬というのは強キャラ感半端なくて面白いっすね。

ライブシーン、光の表現がマジとんでもねえ。

何が細かすぎるって舞台両脇に漏れてる光とか、通路の誘導灯まできっちり光ってるんですよね。これだけ作り込んであったらそりゃ劇場公開にしたくもなるわなあ・・・と。

「夢だけど・・・一番の夢じゃない?」

コミュ力の鬼未来ちゃん。相手がつい話したくなる方向に話題を向けていって気持ちをしゃべらせる聞き方も天才的にうまいっていうのが随所で描かれてるんですけど、このシーンでこういう聞き方をしたのは前に自分が父親から「どれが一番好きなんだ?」と聞かれて答えられなかった記憶があるからでもあります。

だからこそアイドルになる夢を見つけられたことが嬉しくて、同じ夢を持っている静香にこういう聞き方をしてしまう。一番の夢を見つけられたことが未来にとってどれだけ大きな喜びだったかを言葉の選び方からも窺い知ることができます。

「ちょっと・・・未来!」

この直前の静香の台詞が「未来、ありがとう」で、視聴者が「お?さっきと呼び方変わった?」と思ったところにこのシーンが来ます。静香が未来を呼び捨てにするようになったというのをはっきり認識できるのはこの繰り返しがあるのと共に、ライブ直後の未来が柱に頭をぶつけるシーンで静香が「ちょっと・・・未来”ちゃん”!」とほぼ同じ台詞を繰り返しているからです。

ついでにこのシーンではさっき静香を引っ張った未来が、今度は静香に引っ張られるというお互いの補完関係も視聴者に意識させます。溢れ出る行動力がありながら夢を見つけられなかった未来と、譲ることの出来ない夢を持ちながら最初の一歩が踏み出せなかった静香。呼び方の変化と同時にこの対比まで軽いギャグに織り込んでそれとなく気づかせてくるっていうのがもう天才的なのよね。

管理人、ユナイテッド・シネマ豊洲の応援上映へ行く

まあそんなわけでひとまずこれで最後になるであろう応援上映のため、聖地豊洲へ行って参りました。

偶にあのへんに行くことはあったけど豊洲で降りることって無いよなあと駅から出た瞬間、めちゃくちゃオシャンな雰囲気にうろたえる俺。ええ・・・ららぽーと豊洲って割とでけぇイオンくらいの認識でいたのに普段アウトレットでよく行くあのブランドすら店内照明がキラキラすぎて近寄りがたい・・・よくこんなところとコラボしたなミリオンライブ・・・。

前を歩くチュパカブラTに安堵する日が来るとは夢にも思わなかったと思いながらエスカレーターを上がっていくと、いるわいるわ、ミリオンのPたち。・・・と謎の超満員に巻き込まれて狼狽える一般市民カップル数組。

入場の大行列に並ぶとすぐ足下に皆がtwitterにあげる例のサイン入りポスターが飾られていました。

よーし行くぞーと入っていくとスクリーン10の席数半端ねぇ。

あとマジでスクリーンがでけぇ、後で調べたら日本で6番目に大きいんだそうです。そんじょそこらのIMAX規格劇場よりでかくて草。横幅でかすぎて両脇派手に黒帯になっていたのも草。テレビ放送用アニメの規模感じゃねえぞ。

応援上映の内容はー・・・
開幕早々「がんばれー!」(1人)「まだ早い」(総ツッコミ)のコール&レスポンスから始まり、騒ぐべき所は騒ぐ、静かに見るべきところは静まりかえる、泣けるシーンではあちこちからすすり泣く声が聞こえるというライブとはまた違った雰囲気を味わうことが出来ました。とりあえずペンライトだけはほぼ標準装備っぽかったんで、持って行った方がいいみたいですね。俺?大丈夫です、持って行きました。

まあでもあの、アイドルちゃんじゃなくしずパパせりパパが登場したときだけ拍手があがるのはこわいです。ついでに10話のしずパパに向かって「挨拶しろよ!!」のヤジが飛びまくってたのは草。

一番良かったのはやっぱりSentimental Venusのくだりですかね。
杏奈に「歌ってー」と言われる前から大合唱、オレンジのライトを振り、ハンドクラップをする、一連のあれを満場の巨大映画館で出来たのは嬉しかった。アンコールステージの”Rat A Tat!!!”にも明らかに応援上映を演出した部分があり、大いに楽しませてもらいました。

終演後のエントランスは、出て行くPと次の上映に押し寄せたPでさらなる大混雑。しまいにはミリアニ列とそれ以外の映画列で分けられててまた草。でもみんな黙って列つくるし、フォトスポットでも順番にぱっぱと写真撮って次々に場所譲るし、あれだけ大人数の割に混乱が無いのは大したもんだなと。

最高の舞台を用意してくれたユナイテッド・シネマ豊洲さま、本当にありがとうございました。

外に出てみるとさっきまでスクリーンに映っていた、そして何よりもミリシタで毎日見ている世界が目の前に広がるという不思議な感覚。

せっかくなのでちょっと散策していきましょう。


上の写真からカメラを左に振ると原っぱライブ会場こと豊洲公園。
地元の畑くらいの広さしかなかったことにまず驚き。個人的なこのあたりの印象って海風が吹きすさぶマジもんの原っぱのイメージだったもんで空き地が点々と残ってるのかと・・・お前それいつの話だよってお台場にガンダムじゃなくて二式大艇が飾ってあった頃の話よ。


もうちょい劇場・・・ではなくがすてなーに側に寄ってみます。
休日ということもありめちゃくちゃ人が多い。あと犬が多い。
よくアイドルたちが劇場周辺で自主レッスンやトレーニングしているシーンがありますけど、とてもそんなこと出来そうな雰囲気じゃありません。

ハァ?野球!?そんなの無理に決まって・・・

あれ?書いてねえな???

・・・。
お前は一体何の写真を撮っているんだ。


劇場横の美咲ちゃが瑠璃色金魚を釣りまくっていた歩道は

実際に釣り人でいっぱいです。
なんだここ?釣りなんかしていいんか?

あ、いいんすか・・・。
思ったよりカオスっすね・・・このへん・・・。


ロコアートがあったあたりから原っぱ方向を撮影。
あの雰囲気なら勝手に何個かロコアートを設置してもすぐに馴染みそうではあります。

続いて前から気になったことの確認に向かいます。

上述のとおり「あのへん結構土地に余裕ありそう」と勘違いしていたのは劇場裏手が普通の宅地っぽく描かれていたっていうのが理由でもあります。都心の割にゆったりとした居住まいで、それでいて高級感があるわけでもない”普通”な家が建ってるっぽいんですよね。昔からある宅地・・・ってほど古い町でもないはずなんだけどなあ・・・。

どんな人が住んでるとこなんだろうと見に行ってみたら

大きめの住宅展示場でした。
このオチは想像してなかった。

もう一つ気になったことの確認。

ちょいちょいコミュに登場するこの浜辺、台場の海浜公園だとは思うんですけど・・・遠くね?

歩いて行けるほどカジュアルな距離なんかな?とひとまずレインボーブリッジがよく見えそうな西端まで移動を・・・着かねえ・・・。明らかにおかしいとGoogleMapで確認したら徒歩だと片道50分かかるみたいです。みんなチャリ使ってんのかな・・・腹減ってきたし、戻るか・・・。

百万の命の輝き!(時間帯的に)まだ早い!

歩道に黒いものが落っこちていて、うちの地元だとよくカブトムシが死んでるけどこんなとこでもいるもんなんだなあと良く見たら小型のドローンだったり、はー、やっぱ都会は違うなあ・・・。

最後に豊洲に行ったらここの写真を撮っておこうと思っていたまめちしきコーナー用の写真を駅前交差点で撮影。ほんと再現度高いな。

ライブも然り、応援上映も然り、聖地巡礼も然り、実際に行ってみないとわかんないことっていくらでもありますな。とりあえずあんなキラキラした街に毎日通うアイドルたちとそのファン連中ってすごい!とおもいました。

特典フィルムはTeam7thが合宿の連絡を受け取ったシーンでした。

やったぜ当たりじゃん。
ただこの数秒後だと茜ちゃんのスマホを5thメンバーが覗き込む最高の大当たりシーンだっただけに正直若干のくやしさもあり。

第3幕第3週は各地で応援上映が満員御礼だったそうで、まさにこれこそがミリアニ成功の証だったと言っていいでしょう。応援上映に参加された同僚の皆さま、お疲れさまでした!

いつかまた見に行こう、扉の向こう側の物語を(第12話ネタバレ解説&感想)

”ネタバレ解説”と銘打って始めたこのシリーズですが、そもそも解説してない回もちらほらあってどうしようと悩んだ結果、最終回にして”ネタバレ解説&感想”に名前を変えることにしました。草。

「思いつきはしても本当にやるとは思わなかった」な内容だったミリアニ最終回。全速力で駆け抜けましたね。
もちろん語り足りないところはいくらでもあるものの、ミリオンライブにはホーム・ミリシタがある。まずは”第1期”を盛り上げましょう!そして繋げましょう、765プロライブ劇場のさらなる発展と、次の物語に!

最初にTeam5thの話をさせてください。
第8話では4thの裏に回る形でステージのシーンが1カットだけ入ったTeam5th。「彼女たちの新曲には今後の展開に関わるような重大な秘密が隠されているんだろう・・・」と考えることにして、それ以上何も深く考えなかった自分。

迎えたこけら落とし公演で、口々に「バトンを繋ぐ」と言って決死の表情でステージに上がってゆくアイドルたち。次のパフォーマンスメンバーは・・・Team5th! 紗代子が未来に眼鏡を預けるところから涙をこらえられなくなってたのに、テロップに現れた曲名「バトンタッチ」を目にした瞬間ボロ泣きでした。

担当たちのユニットが大舞台の中軸・・・そら取っておくわな・・・こんなん・・・こんなんタイトルの時点でこのライブのための切り札みたいなもんじゃん・・・。

僅かでもいいから歌って踊るシーンを描いてくれと切望していたステージ風景、茜・紗代子・育たちにいつか来て欲しいと願っていた優しく爽やかな応援歌、さらに紗代子が歌い出して育・美也・星梨花と繋がれたボーカルが最後の茜のところでセンターごと入れ替わるっていう振り付け、ここ完全にただの自分語りなんですけどミリシタで”Dreaming!”やるとき必ず設定する個人的に大好きな鉄板演出なんですよ!(知らねえよ)

これまで叶うとも思わず勝手に描いた夢まで、まるで奇跡のように1つ1つ拾われてゆく。
もうね、成仏しそう。←他にもっと適当な表現は無かったのか?

現世の皆さまには大変申し訳ないことに辛うじて成仏は免れたんですが、後のエンドロールでこの曲の作詞作曲の方のお名前を確認し、もう一度深く感謝いたしました。作詞は”fruity love”や”KING of SPADE”などの作詞作曲を担当された宮崎まゆさん、作曲は”Cherry Coloerd Love”などの作詞作曲を担当された櫻澤ヒカルさん。俺に対する忖度が過ぎる。いや、真面目に心から、ありがとうございます。最高・・・とだけ表現したのでは申し訳ないくらい最高でした。

続いては、来た、来てしまった”Sentimental Venus”。
あのトラブルを盛り込んだことに賛否あるみたいですけど、Pが、アイドルが、鬼気迫る顔で「繋ぐ、繋ぐ」と言っていたあのライブを、客席もまた、止めさせなかった、繋がせた・・・と描くために絶好の素材があるならば、個人的にはやって良かったんじゃないかなと思います。あの独特の節の手拍子、何なのかと思ったら第1話のASライブの幕が上がるときと同じなんですね。始まるのが待ちきれないというサイン、こういうところまで伝統が受け継がれてるんだなと。

どうにか機材が復旧し、続くソロステージに挑むのはここ数話ずっと緊張で顔が引きつっていた紬。
しかも紬の歌唱力って作中で明確に触れられる場面が無くて、ミリアニで始めて紬を知った人だと「この子歌うまいの?どうなの?」っていうのが最終回のここまでずっと不明のままです。

からの”瑠璃色金魚と花菖蒲”だもの、ぶっ飛びますよね。
まあ6年以上Pやってる自分でも普通にぶっ飛んだんですけどね。

渾身のパフォーマンスであっという間に流れを引き戻した紬から歌織へ繋がれていくバトン。歌織は逆に「この人歌うまいよ!」ってそこかしこで言われていたうえでの登場。全方面から掛かる大変なプレッシャーのなかこちらも見事なステージを披露してくれました。はぁ、これこそ最初の一歩って感じの歌だよねえ・・・。

”ハミングバード”はステージ演出がおとなしいぶんスポットライトが演者に当たって出来る影の様子がよく見えるんですけど、この影の落ち方の表現が「これ3Dエンジンの技術プロモーションでも兼ねてんのか?」ってくらい半端ないです。ホールの空気感の再現が素晴らしい話は前にもしましたけど、最終回にして集大成と言っていい完成度。ミリアニが3Dモデルアニメじゃなかったら絶対出来なかったですねこれ。落ち着いてみる機会が出来たら是非じっくり観察してみてください。

と、ここで上記3曲が続いたセトリについてもう一語り。
”Sentimental Venus”・”瑠璃色金魚と花菖蒲”・”ハミングバード”、これら3曲にはミリシタに関する共通点があります。そう、アプリリリース時にたった15曲しか無かったプレイアブル楽曲のうちの3曲なんです。

当時はまだAS専属のアイマスMV大好きPだった自分をミリオンの世界に飛び込ませたきっかけとなった驚愕のMVたち、目の前のステージに魂を揺さぶられる驚きと感動はあの時に抱いた感情そのもの。

ミリシタが・・・ミリシタが始まってゆく・・・。

ようやくお披露目となったTeam3rdのユニット曲・”オレンジノキオク”。そして最後に現れるのはTeam8th、その曲名は・・・”REFRAIN REL@TION”!

@だ!!@がついてる!!
@を見た瞬間に泣けたこと、その意味を理解出来たこと、あそこで「@がついてる!!」と心の中で叫んだ誰しもが自分がミリオンのPであるという喜びを噛みしめていたことでしょう。

一応”解説”って謳ってるのにミリアニ勢を置き去りにして勝手に盛り上がってしまって本当にすまない。ただアイドルマスターにとって@が付く曲というのはそのくらい大事なものなんです。

・・・えっ?「でもなんかさっきも見た気がする」? 忘れろビーム!!

”代表曲としては”ミリオンライブ初の@曲。これが全体曲かどうかはまだ判断付きかねるところなんですが、客席に並んだアイドルたち全員もこの曲を一緒に歌っている、今はそれでいいじゃないかと。

”REFRAIN REL@TION”で客席が明るくなるタイミングは未来が「届けさせてください」と語った瞬間でした。OP曲”Rat A Tat!!!”でも全力で歌われた「届け」、周年曲でもことあるごとに歌われる「届け」、それこそが制作陣、そしてミリオンのPたちに共通する思いです。

今ステージに立つトップアイドルを目指す彼女たちの輝き、それを一人でも多くの人に届けたい!届け!!

本当に丸々ライブだった最終回。全く、全くもって、最高の最終回だった。
エンディングを飾る曲はもちろん”Brand New Theater!”!!

余韻に浸る間もなく新たなる活動を次々に開始させてゆく765プロのアイドルたち。夢の扉を全力で叩き続けたアイドルの卵たちは、荘重なその扉を遂に押し開きました。その先に広がるのは仲間が、プロデューサーが、ファンたちが待つ、彼女たちの家、765プロライブ劇場。


おかえり、シアターデイズへ。

さて、「振り返ってみるとセンターの赤が曇らなかった初のアイマスアニメ」なんて言われたミリアニ。でも未来ちゃん、ちゃんと(?)曇ってましたよね、第1話の前半で。

同級生たちはみな一生懸命打ち込めるものを見つけられているのに、自分だけが夢を見つけられない。あれだけ仲がいい家族ですら「未来は何でも楽しんじゃうから」と言って当たり前のように受け入れてしまっている”夢を見つけられない自分”。

そんな少女が突然出会ったあまりにも遠く大きな夢・トップアイドル。
全力に全力を重ね、更に全力を出しても手が届かないその夢に向かって、「アイドルになりたい気持ちなら誰にも負けない」その言葉どおり、本当にその言葉どおりの存在な未来が、あらゆるものに全力でぶつかってゆき、やがて彼女の回りのあらゆるものを巻き込んで、変えてゆく。

どこに行っても”助っ人”だった未来が、夢を見つけた瞬間からひたすら全力で走り続け、やがて39人ものアイドルたちの中の”不動のセンター”になってゆく。そういうお話でしたよね、ミリアニって。

火が付いて以降一切火力が衰えない主人公ってかなり珍しいキャラだと思うんですけど、これが正に我々がずっと抱いていた未来ちゃん像そのもの。たった12話しかない短期決戦だからこそ成立した主人公像だったと思います。主軸がシンプルで迷いが無いからこそ描けたそれを取り囲む群像劇と熱狂のライブシーン、幾つも幾つも幾つもの名シーンが思い浮かびます。

おわりに。
ここまで来るのは長かった、実に長かった。しかし待った甲斐はあった。ミリオンを追ってきたPなら誰しもが抱く感想でしょう。

展開10年に及ぶミリオンライブに対する溢れる愛と記憶、それを歴史に変え物語に織り込んでゆく。あるいは可奈たちが使ったオンライン会議や茜のネット配信といった、外部のもっと大きな、コンテンツの息の根を止めようとまでした忌まわしい記憶までも、歴史の副産物に変え物語に織り込んでゆく。ここに至るまでにかかったあらゆる時が、この物語が生まれるために必要なものだった。

類い希なコンテンツの来歴を類い希なスタッフが再構成し紡ぎ上げた奇跡の物語、それがアニメ・アイドルマスターミリオンライブ、我々ミリオンライブを愛する全ての者にとっての賛歌だと、自分はそう受け止めました。

これでアニメの物語は一段落。
しかしPたちには、そしてアイドルたちには、いつもの帰るべき家が今日も待っている。こんな幸せなことってないですよね。

さあ、俺たちの担当アイドルたちは輝きの向こう側の舞台を見事に演じきったぞ。
ミリアニ本公演はまだこれから、次は俺たちが盛り上げる番だ。次は扉の向こう側の物語を、再び彼女たちに用意するために!

→ テレビ放送後の感想延長戦・第12話